[読了]あなたの仕事は「誰を」幸せにするか?

あなたの仕事は「誰を」幸せにするか?医療の現場から社会を変えていく。その手段としての「ビジネス」の効用と、日本の医療制度について疑問をなげかける本で、素晴らしい主張だと思います。

北原先生のいう「医療」とは
自分以外の誰かを幸せにしているのだとしたら、その仕事は「医療」だといえます。
と主張されています。その誰かを幸せにする行為とは本質的に「経済」の原則にも合致しているとともに、接客業なども広義の「医療」と言えます。

また他の場所では「医療」をこう定義しています
「いかによく生き、いかによく死ぬか」を総合的にバックアップすること、つまり幸せな人生を支援する総合生活産業
学生時代にあたかも「白い巨塔」のような医者達の姿を見たり、病院にある医院長専用駐車場に置かれている高級車を見たり、授業にもちゃんと参加できない医学部生をチラホラ見かけたりしている分、医者とはやっぱり「お金」&「世襲制」的な側面が強いと感じていました。

しかし、北原先生の常に常識を疑い、疑問を投げかけ、「利他」で行動している姿は、普通にビジネスマンとしての姿が見えてきます。

終章では北原先生の思いが強く出ています。少し引用するならば、世の中でいちばん強い人間とは
利己的な「やりたいこと=欲」ではなく、利他としての「やらねばならないこと=使命」に生きる人間
と主張されています。
また、自分の理想、自分の夢、自分の結論を、ひたすら語り続けることによって
必ず人の心が動きます。人の心が動けば、社会が動きます。 (中略)反対されたり、笑われたりするのを覚悟で言葉にするからこそ、志をともにする仲間が現れ、実現していくのです。
という記述には熱い思いを感じます。
医療という現場に留まらず、ビジネスマンなら一度は目を通しておきたい本でした。


あなたの仕事は「誰を」幸せにするか?
ダイヤモンド社 (2014-09-08)
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