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トリツカレ男

 全然しらなかったけど映画で話題になっているということで「トリツカレ男」を読んだ。

映画で見ても良かったんだけど折角原作があるなら原作を読もうと。映画は既に終了しているところが多いようだ。オンラインで配信されたら見てみようかとも思う。

主人公であるジュゼッペは色々な物事に取り憑かれる、トリツカレ男。オペラや探偵、外国語、その他何でも好奇心に突き動かされているのか、気になったら取り憑かれたように行動する。その行動一つ一つは周りに迷惑をかけている事も多いようで後々非常に役立っていく様子を見ると無駄なんかじゃない。

そんなトリツカレ男が恋するペチカ。そのペチカの悩みを少しずつ解決するうちに、ペチカの心の中にある大きな問題、トリツカレている問題に気づく。

一生懸命なジュゼッペ。読んでいて、とてもホッコリさせてくれる物語。

まずは映像じゃなくて「トリツカレ男」を本で読んで良かったなと思った。

アカシアの朝

アカシアの朝

 短期間で状況がどんどん変化していく感じとソユンの死という強烈なインパクト。陽奈自身の期待と苦悩、気の沈み。沈んでいる時の陽奈は、まるで景色がモノクロになっているように読んでいるだけでも感じられた。

日本と韓国という国や文化を強く意識させられるが、個々人においては普遍的というか共通したものがある。

「人を舐めないこと」という言葉は、もしかすると人と真剣に向き合うこと、自分自身と真剣に向き合うことなのかもしれない。陽奈がソユンの事だけでなく、自分自身とも向き合い新たな道を進んでいく。常に自分が「地の塩、世の光」として、誰かにとってなくてはならない存在となれるんだということを信じる事。

この小説の中で誰もが真剣であったように思う。もちろん「IF」を考えてしまう事も沢山あるが、それでも今現在に立ち返り現在を生きる事に真剣であるように映ったし、真剣だったからこそ次の人生・行動へと繋がっていっている感じを受けた。

思うがままに...As You Like It.

国を問わずキレイな花を咲かせるアカシアの木。陽奈とソユンの原体験の共通性も含め、とても印象的に書かれている。

[読了]異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する ~レベルアップは人生を変えた~

 まだ1巻だけだと何ともという感じではありますが、容姿含めいじめの対象となっていた主人公が、あるキッカケで異世界と現代を行き来するような存在になるだけでなく、異世界でのレベルが現実にも影響を与えたり、異世界でのアイテムが現実世界の貨幣と交換されたり。一番大きい変化は容姿で異世界でレベルを上げ肉体が強化されることにより現実では太っていた容姿が一気にガタイの良い筋肉質に変化をする。

その変化したことにより現実世界で一気にモテモテ生活へと変化。過去のいじめられていた記憶とともに自分にイマイチ自信を持てない状況から容姿だけが改善され周囲からの評価がどんどん変化し、その差に適応できていない。

1巻の中でフラグの回収が早すぎるような気もしますが、これからも目まぐるしく変わる世界とその世界に振り回される主人公、なぜ賢者が強いモンスターしか存在しない場所で生活をしていたかなどが想像されるような展開になっていくのでしょう。

[読了]リーンマネジメントの教科書 あなたのチームがスタートアップのように生まれ変わる

 時間と費用をかけプロダクトアウトでリリースしたものの、全然顧客の反応もなくコケるということは良くある事のように思いますが、本書ではリスクを小さく実験をしながら、実際にはその施策で考えられていたリスクは大したことがないと証明しつつ前進する、リーンマネジメント手法について紹介されています。

バリデーションシートなど、実際にリスクも意識しながらうまく進められるようなツールも用意されているだけでなく、強制発想法を利用した新規プロダクト開発に関しても触れられている良い本でした

[読了]マーケティングを学んだけれど、どう使えばいいかわからない人へ

 マーケティングはHowにあたる、インフルエンサーマーケティングだったりSNSマーケティング、動画マーケティングや従来からあるリスティングなど、手法を選択し、効果を出そうと頑張る事が多いわけですが本書では基本に立ち返り、顧客側の視点に立ち顧客にとっての価値に着目することの重要性が書かれています。

顧客というWHOとプロダクトというWHATを組み合わせる。その組み合わせが複数存在し、その組み合わせに合わせてHOWを選ぶ。WHOはプロダクトによって異なるし、そのプロダクトに価値を見出すデモグラを把握することなしに、インフルエンサーマーケティングを実施してみたりとHOWを実行するのは愚かな事。

本書では基礎の考え方としてプロダクトのシェア拡大だけでなく、ブランディングなども分かりやすく解説されている良い本でした。

[読了]思いつきを価値あるアウトプットに変える 思考の手順

 「考えること」。普段出来ているようで全然出来ていない事をプレゼン等のイベントをキッカケに思い知らされます。本書では考え方として着想 -> 具体化 -> 構造化 -> 情報補完 -> 取捨選択という流れを通じて具体例を交えつつ考え方を説明します。

内容としては基本的なのかもしれませんが、実際に仕事やプライベートにおいて実践出来ているか?と聞かれると全く出来ていない。情報をまずは言語化するという具体化でさえ、イマイチだったのかもしれないなと思いました。まずは何はともあれ言語化してから、情報をグルーピングしたり対立・内包構造などを意識する構造化手法。ここまでを鍛えてみようかなと思いました。

[読了]「自傷的自己愛」の精神分析

 精神病理学・病跡学が専門の医師による「自傷的自己愛」に関する本です。「自傷的自己愛」とは何でしょうか?それは自分が周囲からどう思われているかについて、いつも考え続けており、その結果として自分を貶めるような自傷的な考え方と、その背景にあるのは実は「自己愛」なのではないか?という、この2つの用語が組み合わさったものです。

本書でいう「自己愛」はナルシシズム的な「自己愛」ではなく、「自分自身でありたい」という存在に対するものとなっています。そして、この「自傷的自己愛」自体、特別な病理的な何かという訳ではなく、成長の過程で普通に持つものです。ただ、その「自傷的自己愛」が長期に渡ると自分を卑下するあまり人間関係から遠ざかるような弊害が生まれてきます。

親子関係の中で程よい自己中心性を育めなかった人や家族以外の対人場面で尊厳を深く傷つけられてきた人、そうした人は自傷的自己愛を抱きがちなようです。

この「自傷的自己愛」では他者からの評価、すなわち他者の主観においてしか、自身の価値を担保できないという点が問題となる。これを改善するためには、まず 習慣化してしまった自己否定、自己批判の背景に「自己愛」があったと気づくことが大切だと解きます。

また少しでも「自傷的自己愛」を改善する方法に関しても載っています。

[読了]SHARP BRAIN たった12週間で天才脳を養う方法

 現在分かっているアルツハイマー病に関する事とアルツハイマー病を防ぐための生活習慣として運動や食事などについて書かれています。また介護する側への助言も含め、アルツハイマー病をとりまく周囲環境や考え方がまとまった本となっています。

最近ではChatGPTが流行り始めた事もあり、ChatGPTとの会話を通じてアルツハイマー病の診断を行おうという動きもありますが、読んでいて思ったのは意外と罹患者は多いんだなと言うことと、脳の変質とは直接的には関係ないという事に対する驚きです。アルツハイマー病の人は間違いなく脳の変質が起きていますが、逆に脳の変質が起きたからといって必ずアルツハイマー病を発症するわけではありません。つまり脳の変質それ自体が原因ではないということです。

脳の機能や病気への抵抗力を高めるために最も重要なことは「運動」だといいます。ここは言い過ぎることはないということで、脳機能を失いたくなければ言い訳など何もせずに運動しなさいという内容が書かれています。個人的には耳が痛いなと思いつつも、ここまで言われて運動しない理由は何もないよなと思ったりしました。私個人は時々筋トレはしているけれども本書によると筋トレというよりも有酸素運動を週5でした方が良いということでした。

また栄養補助としてのサプリは全く不要ということで、野菜や豆類などから接種すべきということでした。このあたり、普段の食生活だと栄養が偏りがちかもということで、いくつかサプリを使っていましたが、まぁ効果を実感している訳でもないので止めてしまったほうが良いかなと思った次第。各サプリがどんな臨床試験を行われているか分かりませんが、吸収効率などを考えると野菜から接種するなどしたほうが良いのでしょうね。

[読了]今すぐできて、一生役立つ 地頭力のはじめ方

 地頭力とは仕事や人生の問題をスピーディーに解決し、さらには新しいものを想像することができる「考える力」のことですが、本書ではその地頭力の本質である「結論から」「全体から」「単純に考える力」を問題に適用し、解決するという流れが書かれています。

またフェルミ推定についても実際の考え方などをもとに考え方を明らかとしており、読むだけでも様々発見のある本となっていました。

[読了]モチベーション脳: 「やる気」が起きるメカニズム

  本書では、脳が生まれながらに持つ「統計学習」という潜在的な機能の観点から、脳のモチベーションがどのように、そしてどうすれば上がるのかについて説明した本です。統計学習とは、どのような刺激をどのくらい経験するかで確率的な記憶が決定し、それによって無意識的な判断や予測が生まれます。

この統計学習をどのように利用するのかを通じて本書では内発的モチベーションを上げ、維持するのかが書かれています。

自分のモチベーションに関して考えるキッカケになる本です

[読了]蜘蛛ですが、なにか?(全16巻)

 蜘蛛ですが、なにか? (全16巻)を読み終わりました。

勇者をヘタレに感じつつ、どう完結するんだろうとずっと思いながら読み勧めていましたが、意外とあっさりと「そうきたかー」という感想。ハッピーエンドなのかどうか...。なんだかんだ主人公が無双していく感じもありつつも俺TUEE系かと言われると、そうでもないかもしれない。

不思議な世界観と戦闘の爽快感を味わえる良いラノベでした。

[読了]脱ダラダラ習慣! 1日3分やめるノート

 本書では認知行動療法を通して自分の時間を取り戻す事を目的としています。自分という人間に向き合い、"やめたい習慣"や"悪い習慣"と思っているものが自分にとって何をもたらしているのかを考える。それは別にすぐに止めてしまえという話ではなく、"やめられない行動"が自分にとってどのようなメリットをもたらしているかを考え、明らかにすることが大事。

単純に"やめたい習慣"を無理やり止めて別のことをやろう!と決断したところで3日坊主になることは間違いない。それは"やめられない行動"がもたらしていたメリットを単純に剥奪し、別の行動に置き換えようとしているだけだからである。

だからこそ、そのメリットを満たすような別の行動に置き換えることが重要なポイントとなってくる。

本書では"やめられない行動"とそのメリットを発見しつつ、自分が本当に欲しかった望みを明らかにし、代替行動に置き換えていくプロセスをノートを利用した簡単な質問に毎日答えることで達成しようとするものとなっている。

ぜひ試してみて欲しい

[読了]ソレオレノ

 虫樹という機械と生物が半々に混ざったような乗り物を利用した戦闘が行われる世界。かつて(自称)世界一の虫樹使いとして名を馳せた主人公リョウが仲間に裏切られ10年間投獄される。

そんなリョウが10年間という月日の長さで失ったものと投獄されていた10年で世界に起こった事象、その全てと向き合いつつ少しずつ10年前の自分を取り戻したり、新しい仲間とともに自分を発見しつつ今の世界に溶け込んでいく。

かつて仲間だった3人を一人ずつ攻略していく。1巻ではそのうち一人の攻略を完了しているので、この後2巻ほど続くと思いますが引き続き読みたい本です。

[読了]勇者刑に処す

 勇者刑に処す (全4巻)を読んだ。

死ぬことを許されない勇者刑。その刑罰は死刑以上の最大の刑罰として存在していて、生きている間に"重大な"犯罪を犯すことによりくだされる刑罰。手足を失おうが"修理"されることで再び戦線に復帰し、生きている聖騎士団を逃がす役目や先頭を切る役目を負う。

勇者刑をくだされた経緯は人それぞれ違うけれども、自ら志願して勇者刑を受ける事も可能であり、そんな特殊な大罪を背負う主人公ザイロが仲間の勇者刑受刑者と共に戦う。

既に魔王軍に大部分が支配され人間の生きる地域が少ないという状況から少しずつ人間の支配地域を拡大する。その過程で少しずつ明かされる他の勇者刑受刑者。

人間側で様々蠢く思惑と人間のように振る舞う一部の魔王が話を面白い展開へと導いている。読んでいる読者は知っているが主人公のザイロは知らないという情報があるからこそハラハラさせられたり、戦場における決断の面白さが引き立っている作品のように思います。

[読了]本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第五部「女神の化身Ⅹ」

 ついに出ましたね31巻。1週間前くらいに30巻を読んでいたので結構続きが気になっていました。このままではユルゲンシュミットが奪われてしまう!とドキドキ展開でしたが、まさかの展開でした。

そして黒幕というか誰が味方で誰が敵なのかという判断が相変わらず早いなとw

個人的にはまだまだ回収されていない伏線があると思っているけど、次の書だと結局誰をツェントにするつもりだろう?とか、ヒルデブランドの犯罪行為を母親は全く感知していなかったのだろうか?とか、結局ローゼマインに対するヒルデブランドの感情はどうなるんだろう?とか他にも色々考えちゃいますね。

終わりが見えていますが、次回も楽しみです。

[読了]本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません(1巻~30巻)

 よく考えられたストーリー展開に引き込まれました。なろう系、異世界転生、成り上がり系ということで、たぶんその系統だと初期の頃の作品だと思うけど売れてるだけあって面白くて笑えるし泣ける場面も。

ストーリーを構成がしっかりしているし、伏線の回収の仕方や"そういえば、あれってなんでそうなったんだろう?"と思う内容も後から説明されて納得できたり、本当に考えられたストーリーだなって思う。

このライトノベルがすごい! 2023」でも単行本・ノベルズ部門で1位だし、納得のシリーズですね。

当たり前だけど最後の30巻が続きが気になるところで終わっているので12月に発売される予定の31巻が楽しみ。1巻で主人公が平均すると1歳ずつ年をとっている感じはしたから、これ最終何巻まで続くんだ?下手したら50巻くらいまで行くのでは?と思っていたけど、あと3巻程度ということなので、28巻あたりから一気に動いている大きなイベントが終了したらENDなんだろうなと思っています。

ホントに目が離せない後半のストーリー。本当にあと数巻で終わるのか?と思えるような展開ですが最後まで楽しみです。

[読了]勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う

 1巻から8巻までざっと読んでみましたが、優しい世界で読みやすいし寝食忘れて読めました。

勇者パーティーを追い出されるところからスタートして、なぜか一般のビーストテイマーでは一人1体までしかテイムできないところを、主人公のレインは何体もテイムすることができる。それだけでなく動物だけでなく最強種と言われる種族まで契約を結べたり、昆虫もテイムできたりする。

そんな、あり得ないようなテイムをする能力を、さも普通であるように感じている鈍感主人公レインは実は...。

これは引き続き読み続けます。

[読了]転生したらスライムだった件 20

 いよいよ終盤という感じになってきましたが、いつもの常識はずれ感もありつつ戦局が刻一刻と変わっていく。この先の展開は調べる気もなく次回を待ちたいと思いますが、とても気になる終わり方をしていますね。まぁHPのような概念の存在値を導入した時点で、多少の諦めはついていたものの数字のドラゴンボール感も感じつつ、いつもの転スラ感溢れるストーリーで良かった。

[読了]神達に拾われた男 1~11巻

 「神達に拾われた男」をまとめて購入して読んでみたけど、これも面白いなぁ。俺TUEEE系とはちょっと違うけど、転生あるあるの能力者感もありつつ先の展開は分かりませんが、時間の流れもそれほど早くない中イベント盛りだくさん。

主人公のリョウマ・タケバヤシが異世界に転生してスライムを従えつつスライム自体の研究により様々な可能性を発見していきつつ、その発見の一つ一つが世界の常識を揺るがす規模のものも多い。だからこそ、その知識や技術に目をつけられることも多く事件に巻き込まれていく…。タイトルにある通り、神に拾われたリョウマは運も良く、それも様々な成功に影響を与えている。

そんな異世界でのまったりとした、ちょっと微笑ましいストーリーを楽しめます。