コンテンツが重視され、インターネット上に次々とアップされていますが、そこで問題になるのが「著作権」。
日本でも結構あやふやに利用されてしまっていることもありますが、GoogleのナレッジグラフにしろGoogle Nowにしろ、本書で出てくるauにしろWikipedia等から引用されていることがイマイチ分からない状態で利用されてしまっていることが多々あるわけです。
Googleのナレッジグラフに関して、Wikipediaからの引用は分かりますが、今Webのデータを構造化をSEOという名前のもと強制しており、結局Googleが勝手に利用したりもするわけです。
それが真の目的だったりもするのでしょうけど。
そういえば、Google自身が昔、経済指数を発表すると言っていましたが、どうなってるんでしょうかね・・・
本書を読んでいると現行法をWEBに適用しようと頑張っている姿がとてもビジネスだけでなく、日本自体に悪影響を及ぼしている事がよくわかります。
WEB独自の法律というわけでもなく、現在のWEB全体のトレンドや技術を見て、増築を繰り返す著作権法ではなく、改めてフレーミングを実施して法律を整えていくべきなのかもしれません。
僕自身は社会人になってからテレビを持たず、完全に紙媒体は滅んだほうが良いと思っている電子書籍派なので、一生懸命権利を主張しつつ業界団体を守っている方々の思想は分かりません。ただ自分の勤める企業の所属団体に関しては何となく理解出来たりもしますが・・・
本は全て自炊し、個人が楽しむためだけのデジタル書籍を日々作り出しています。
本書で角川氏がKADOKAWAの立場でそこまで言うか・・・と結構衝撃を受けた部分が多かったのですが、伊藤穰一氏が述べたことだというのが後々わかったりして、少しホッとしたのと同時に、角川氏自信の考えが変わり自分自身の意見の一部に置き換わったのだと思うと、その考えの柔軟さや伊藤穰一氏の話の説得力などをうかがい知ることが出来ます。
本書でドワンゴの川上氏のインタビューも有りますが、角川・ドワンゴの統合についても凄く納得のいく気がしました。
本書の内容からは外れますが、本書内で図書館というクローズド空間における情報の分類、「Classification」について少し触れられている部分がありますが、ツリー構造の情報構造というのは、既にWEBでは古いと考えたほうが良いような気がしました。
Amazonが良い例だと思いますが、日本のようにツリー構造を重視するコマースサイトが多いとどうしても情報構造を意識してWEBの導線を設計しますが、Amazonなんかはそれほど重視していないわけです。
人と情報の関係性という相対的なもので、その人に合致しそうな商品のレコメンドだったり、情報自体が一つ一つ関係を持っており、距離を持っており、いかにそれを最適化するかがWEBにおいては重要になっていたりするわけです。
なのに、一方的にAmazonのデザインやUIを拝借しているサイトを見ると、思想がそもそも違い、検索精度やレコメンド精度がそこまで良いわけでもないので、凄く残念な気持ちにならざるを得ません。
話は戻りますが、本書の角川氏の意見に概ね賛成ですが、WEBの速さに如何にキャッチアップしていくのか、それはフェアユースの考え方のみで問題ないのかなど、色々と読みながら考えさせられるものがありました。
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