物理学と小説がぶつかると、このような面白い本が出来上がるのだなと実感できる一冊です。
アインシュタインが「時間」という概念に取り付かれていた時に、このような「夢」をみただろうという想像で書かれた本で、例えば時間という概念が「質」を持っていたら?断絶していたら?円環のように繰り返すものであったら?均質なものではなかく、場所によって異なっていたら?逆回転していたら?
そのような30通りの時間の概念を妄想し、その概念に立ってみた時、人間はどう立ち居振る舞い、どう感じ、どう行動するだろうか?
こう考えると人は常に「時間」を意識すると同時に、その人その人が考える独自の「時間」に対する考え方を元に「行動」が存在し、はたまた「性格」が存在しているのかもしれない。そんなことを読んでいて思いました。
ある人は「先送り」し、ある人は「即時」に何でもこなそうとする。
ある人は一瞬一瞬を大切にし、ある人は1時間という時間に完全に埋没する。
もしかするとこの30パターンという時間の概念は、あらゆる人のあらゆる瞬間にいずれかの概念が無意識に選択され、そこで「行動」を選択しているだけなのかもしれません。
何かそう考えると、「時間」という概念がとても面白いものに感じてきます。
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