本書ではそんなデザインワークショップの手順や手法、注意点や実例などが簡易に提示されており、すぐに実践できるよう工夫されています。
その意味でとても役に立つ本だと思います。
私自身、昨年サービスデザインの講義を受けましたが、自分がファシリテーターとなる自信は今のところまだ無かったりします。でも、自分のため、会社のためを考えるのであれば率先してファシリテーターとなり、場数を踏むしかないのだろうという気がします。
普段はサービスデザインやWEBのディレクター、アクセス解析やSEOなどの情報に触れているので、本書で足りないと思う重要な部分は1箇所。WEBのサイトマップやストラクチャを考える前の段階で、ユニークな情報そのものを書き出し、それをどのように整理できるかがとても重要だということです。
その点に関しては、実はサービスデザイン系でお目にかかることは少ないと思っています。
当たり前?そんなことは実は無いと思います。
欲を言えば情報を整理し、階層構造を作り、それを簡単なハイレベルストラクチャへ起こしてからWEBのサイトマップを作り始めることができれば、マクロコンバージョンの設定だけでなく、マイクロコンバージョンの設定もその場で行うことができる。すなわちKPI設計まで一緒に行いながら、不足しているポイントに気づくことができるという訳です。
またリアルタイムドキュメンテーション系のものについては、やはりある程度デジタル化できないものかと考えてしまう自分がいます。
たとえば、ある動画の広告を作る際にリアルタイムで反応を見ながら、ユーザー受けの良い映像だけを抜粋し広告動画を作る。そしてそれを最適化し続けるように、リアルタイムドキュメンテーションに関しても、誰かが発言を強調していたり、感情が含まれるような発言とその時の場面を録画した動画などから、つなぎあわせて一つのストーリーは出来上がらないものか?とか。
リアルタイムドキュメンテーション自体、一つの人に紐づく特技だと感じていた部分は、他のやり方がいろいろと示されていたため、その誤解はとかれたのですが、やはりもう少し改善ができないものか?と考えてしまいます。
もう一点、本書を読みながら感じていた事としては、今後このワークショッププロセスの中で例えばインタラクションデザインなどの部分が機械化されていくのだろうか?という部分です。
Amazonのように改善を日々繰り返しているような企業については既に自動といっても過言ではないと思います。
新規サービスの立ち上げという点では、もちろんフルの手順が必要になるとは思いますが、改善プロセスにおいてはどこまで必要なのだろうかと。
単純にはサイトを作った人物が想定していた動線だったりフローと、実際のユーザーのフローが異なっていた場合、それは直帰率・直帰数だったり、ヒートマップだったりで数値や画像として反映すると言えるかもしれません。
僕自信の中で自動化したいという気持ちが強いだけかもしれませんが。
その部分については、今後も継続して考えたいポイントの一つです。
山崎 和彦 浅野 智 安藤 昌也 上平 崇仁 木村 博之 小池 星多 原田 泰 脇阪 善則
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