特にAR三兄弟の川田さんの回。
AR三兄弟は名前は前から知っていましたが、特に気にとめていませんでした。今回この本で面白さを知って本当に良かった。
まず面白いと思ったのが、「順番工学」「順番美学」。この言葉は今後使わせてもらおうかなと思います。クリエイター的に「僕の頭にある世界はこの順番で読ませたい」という考え方が「順番美学」、それに対して「こういう順番のほうが伝わらないですか?」と考えていくのが「順番工学」です。
プログラミングは「順番工学」が徹底していて、その順序を逆転したりすることはできません。また編集者やプランニングする人も徹底的に工学的な考え方をしていくわけですが、だからといって「順番美学」が不必要というわけではなく、工学系の人は美学を、美学系の人には工学に触れることで、一つのアイディアが無限に膨らむ可能性があります。
どっちが正しいという問題ではないのです。
最近に始まったことではありませんが、結構思考が凝り固まりがちなので、美学系の理解を少しは深めたいところです(苦笑
そして、次にヒットしたのが「プレゼンのために物事を考えるのではなく、自分が良いなと思ったものを勝手に作ってみる。クライアントありきで考えるより、「この技術はあれに生かせるよな」って順番のほうが絶対に面白いものになります」という部分。
川田さん自身、普段から引き出しを沢山作っていく人のようですが、普段から仕事と直接は関係ないものも自分が良いと思うのであれば勝手に作ってみると。
これは全くダメですね。プログラマーではありませんが、日常の仕事自体が目的化して、その目的を達成することのみに集中しがちです。
昔のGoogleの2割の自由時間という部分に精通するものですが、自分が良いと感じているならば、企画してみたり、プログラマーに相談してみたりと、新しい行動を起こすべきでしょう。
東京オリンピック絡みの話も興味深いですが、「広告を作るために過去の広告を参考にする」という行動パターン、僕もよくやってしまいます。
確かにこの行動って過去の記憶やプロダクトにアンカーされてしまって、そこから大きく外れることが出来なくなるんですよね。
この辺りはWEBの新しい技術なんかを見ながら、「これいいね!」と思った時には、その技術にアンカーされてしまっている可能性が高いという意味では、非常に危険なのかもしれません。
過去の同じものではなく、日常生活で「面白い!」と感じたものを起点にして考える事は、確かに重要だなと今更ながらに感じた次第です。
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