それが科学の原動力であり、今現在Googleなどを通じて知の整理、Indexによって人は何かを「知っている」と思わされている部分があります。それはあまりにも多くの人が同じ知識を引用することによってあたかも信じこまされている、真実だと思い込んでいるということもありえます。
イグノランスは非常に身近なもので科学者にとっての専売特許ではありません。科学者ではない一般の人にとっては逆に何が知られていない事(ignorance)なのかを調べることは知のIndexが整備されることによって容易なものとなってきているのかもしれません。
普段の仕事の中で、例えば何かの数式に当てはめて予測を行ったとします。その予測の結果がハズレた場合は寧ろチャンスなわけです。そこには何かのイグノランスが隠れている事を示すのですから。
そういう意味では誰もが科学者になれるわけです。
昔カウンセラーマインドという概念がありましたが、それに似たものを感じます。皆が科学者的なマインドを持つという。
もちろん現教育のような詰め込み的な部分、学問の基礎的な部分がわかっていなければならないとは思いますが、その先に何が分かっていないのかなどを教育者が指し示すことも重要なのかもしれません。ただそれによって学生が方向づけられてしまう事も考えられるので、やはりイグノランスを嗅ぎ分ける好奇心や、自分の興味関心分野を知る必要が有るのでしょう。
著者が視覚分野にあまり興味をソソられなかったのと同じように、イグノランスを嗅ぎ分ける能力の低い分野…興味関心の低い分野というものが存在するのかもしれませんから。
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