[読了]「おいしい」のマーケティングリサーチ

「おいしい」のマーケティングリサーチ (【「おいしい」のマーケティングリサーチ)ハウス食品でマーケティングリサーチを担当していた筆者がその重要性、手法を丁寧に解説している本です。

昨今ウェブサービス側でもUXの重視が叫ばれ、ユーザのキャスト像、ペルソナ像を作成したり、エスノグラフィ的なインタビュー調査をしたりと様々な取り組みを行っております。

「ユーザを正しく理解すること」。この一言がとても重要なわけですが、この部分がいつも難しいなぁと感じているところです。特に大規模なウェブサービスなんかを運営していると…

本書を読んでいて凄い反省したのは、エスノ的なインタビュー調査結果をKJ法でまとめるといった場合、その抽出した言葉から見えるユーザの未充足なニーズを考えていましたが、「体験」「非体験」という事が抜けていたかなと。


スキャンではなく写真なので粗いのですが、体験 <-> 非体験とネガティブ <-> ポジティブの2軸から重要度を分ける。これは大切ですよね。
無意識にそうしていたのかもしれませんが、今までそれほど深くは考えてこなかったような気がしています。

本書ではデータに関しても自らリサーチを行った結果のプライマリデータと国や調査機関が実施しているような統計情報などのセカンダリデータの2つを用いた仮説立てや、最終的に見えてきたものをさらにKJ法でまとめながら戦略を立てるということを行っています。(そう見えるだけなのかも)

本書では著者のバックボーンが「ハウス食品」であったということで、全て「食」にフォーカスがあたっていますが、それ以外の分野の人も十分に応用出来るし、その姿勢から学ぶものはあるように思います。

ユーザを調査し常に現状のユーザを正しく理解するという「as is」のステータスをとらえ、セカンダリデータを駆使しつつ、次のマーケット状況や今後のユーザニーズの変化、現在の未充足ニーズを抽出し「to be」へと昇華させる事がマーケターとしては重要ですね。


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