全体の流れとしては、脳が快感を感じる仕組みについて解説を行ったのちに、薬物やギャンブル、セックスや食欲など、それぞれどのような仕組みで快感を司る脳の部位が活性化し、依存症になる可能性があるのかということを説明しています。
特に「ギャンブル」の部分が個人的には非常に面白く感じました。悪用しちゃいけないと思いつつも…スマホで言うソーシャルゲーム的な部分に近い感覚が色々と分かると思います。
「ギャンブル」のところで面白いと思った箇所としては、所謂オペラント条件付けと快感回路との関係で出てくる猿の例ですね。
ちゃんとスキャナで取り込んでいなくて何なのですが・・・
緑の光と同時に報酬を与えたり、緑の光から数秒後に報酬を与えてみたり、青い光から数秒後に50%の確率で報酬を与えてみたりしたときの快感回路の活動ですね。
これを見ていると、例えば緑の光から数秒後に報酬を与えた場合、緑の光照射時に快感回路が活性化することが分かりますが、これは既に学習が済んでいる状態となるので、100%報酬がもらえると分かっている場合は本来実質的な報酬でアクティブとなる快感が緑の光へと移動している事が分かります。
この快感の移動こそが学習なんだろうなと読みながら思いました。
まだ複雑なパターンで同様に適用されるかどうかはfMRIなどの手法では正確には分からないという技術的な問題もありますが。
そしてさらに面白い事に、青い光から数秒後に50%の確率で報酬を与える場合は、青い光で快感回路が最大の活性を見せるわけですが、その後実際の報酬への期待のように徐々に活性が高まっていく様子が見えます。
この辺りがギャンブル性と絡んでくるという事ですね…
その後に書かれているギャンブル依存の内容で言うと
- ニアミス、即ちもうちょっとで勝てそうだったという状況は快感として経験される場合がある
- 自分で何かを操作できるときにはさらに快感が強まる
ということです。このニアミス最適度としては30%という数値が本書の中に出てきています…怖ひw
一つ目で「場合がある」としたのは、本書だとニアミスの状況下で「脳の勝ちに関する脳領域が活性した場合」という書き方になっているためです。この辺りの詳細は本書を読んでみてください。
本書で特に強調されている部分は"依存症は本人の生活習慣に依存することなく誰にでも発生する可能性がある"という事でしょう。
即ち「●●依存症」だからといって本人が悪いという訳ではない可能性があると。ただしそこから抜け出せるかどうかは本人次第にはなるのですが。
「アルコール依存症」なんかは特に可哀想ですよね。全て本人のせいになっていたり、社会的な地位も非常に低く見られがちです。
SEX依存症なんかもそうなんでしょうね。タイガー・ウッズ…
今後脳科学が発展する上で仮に「快感」というものが様々制御出来たとして、依存症のリスクもなくなったと過程しても、タバコ(ニコチン)や酒(アルコール)に関して法規制が敷かれるかどうかは全く別問題だという点を著者のリンデン氏は最後に書いています。
本書で特に強調されている部分は"依存症は本人の生活習慣に依存することなく誰にでも発生する可能性がある"という事でしょう。
即ち「●●依存症」だからといって本人が悪いという訳ではない可能性があると。ただしそこから抜け出せるかどうかは本人次第にはなるのですが。
「アルコール依存症」なんかは特に可哀想ですよね。全て本人のせいになっていたり、社会的な地位も非常に低く見られがちです。
SEX依存症なんかもそうなんでしょうね。タイガー・ウッズ…
今後脳科学が発展する上で仮に「快感」というものが様々制御出来たとして、依存症のリスクもなくなったと過程しても、タバコ(ニコチン)や酒(アルコール)に関して法規制が敷かれるかどうかは全く別問題だという点を著者のリンデン氏は最後に書いています。
確かに社会・文化的な制約とはまた別問題ですからね…
デイヴィッド・J・リンデン
河出書房新社
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