少しだけ古い本になりますが「AIが変えるお金の未来」を読みました。国内、海外における2018年現在での事例や導入効果を端的にまとめている本で、フィンテックと言われる世界を俯瞰して見ることができるような本です。
PayPayはじめ現在はキャッシュレス化の動きも活発になりました。本書で語られている以上に現金に対する重要度は薄まってきていると感じますが、一方で広く人気が出た仮想通貨分野については今現在、本書で書かれているところからあまり進んでいないのかもしれません。すなわち通貨としての役割というよりは改ざん不可の部分をいかしたビジネス転用など、海外含め事例は出てきているものの話題になり爆発的に普及しているというサービスは、ここ日本において少なくともないかなと思います。
また銀行などの金融事業にはLINEはじめ他業種が多く参入したりとかなり変化の大きな市場となりつつあり個人的には目が離せない業種になっているのかなと思っていたりします。
全くどうでもよい話、個人的に気になっているのは三井住友カードとGMOインターネットグループが一緒に作っている「stera」が開始された場合、クレジットカードの店舗側が支払う手数料が劇的に安くなると同時に、決済マフィアと呼ばれる日本カードネットなどの中貫業者が減少する未来と、それと同時に店舗がクレジットをより導入しやすくなることによるキャッシュレス化の促進とクレジットカード決済だと付与ポイントを少なくしていた企業などはよりポイントマーケティングが行いやすくなるなどのメリットが出てきたときに産業がどう変化していくのかという点でしょうか。
他にも異業種が金融機関、例えば銀行や証券などに参入してきているけれども、結局外部から見ている限り基幹システムにはIBM、富士通、日本ユニシス、NRI、ISID、大和総研などの大手ベンダーのシステムが導入されているのだろうなと思っているのでLINEの銀行や証券などについては少なくとも自前でより改善された基幹システムを構築するということは出来ないのだろうか?という点も気になっていたりします。全銀ネットワークはやっと24時間送金が出来るようになったような気がしますが、そういう何か銀行間の合意形成や各会社のシステム開発状況に引っ張られた遅いサービス改善フローに異業種、特にインターネット企業については巻き込まれてほしくはないというのが本音です。
自分たちのミッションを踏まえたOKRに基づき金融機関としてのシステムも含めた顧客サービスも早いサイクルで改善してほしいと思うところ。
あと法律絡みや深い金融の知識がないのですが、例えばLINEが社債を発行した場合、その格付けが例えばBBB+ぐらいだとすると年利0.5%とかそんな利率の社債が発行できるような気がするのですが、それをLINEの銀行が引き受けるとします。一方でユーザがLINE PayとLINEの銀行が紐付けていた場合、LINE Payにあずけているお金はその社債と連動してユエバオの如く運用が出来るといったスキームは出来たりするのでしょうか。色々投資家保護だったり元本保証だったり銀行自体のリスクの引受など課題は沢山あるとは思いますが、直接お金ではなくLINEポイントを媒介としたサービスというのも考えられるような気もしますが、仮にLINEポイントだとしてそのLINE Payは1ポイント1円として現金としてリアルタイムに決済が出来る、かつ預けてあるポイントは社債の年率0.5%にややリスクを考え0.1%で運用されているとなった場合、銀行にお金を預けておくよりも良い商品となったりします。
こういう金融に関しては法律の問題も免許の問題も色々絡みすぎていて、いつも辛く悲しい道しか残されていないという経験しかないのですが、何か新しい金融システムと金融サービスの構築が出来たら面白いですね。
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