[読了]究極脳の作り方 脳科学の力で才能を引き出す

 脳研究者が今現在の脳研究の知見をもとに集中力ややる気、先延ばしなどの問題について詳細に書かれている本です。

本文中に参考文献も書かれており説得力が非常に高く、目的別に数ページ単位で一区切りできる本書は一般書としてとても良く、時々パラパラめくって気になった部分だけ読むという方法も良い気がします。

とはいえ「集中力」や「やる気」に関しては他書でも書かれている解決方法となっているため、もしかすると本書にHow toを求めすぎるのは難しいかもしれません。

個人的に本書の中で面白いなと思ったのが「先延ばし」の部分で、本書では「脳内ひきこもり」と表現される問題が原因となって「先延ばし」が発生しているといいます。すなわち

脳の司令部・前頭前野は取り組むべき課題に集中しようとするが、それと関係のないタスクモジュールから常に干渉されている。飽きっぽい前頭前野がそのうちのどれかに意識を向けてしまうと、それに関連したタスクモジュールが連鎖的に活性化され、取り組むべき課題から意識がそれていく。そしてその考えに拘泥してしまって他のことが考えられず、本来取り組まなければならないことにも手がつけられなくなる。

 この説明にはなるほどと思うと同時に、この直後にかかれている

気になっていることは恐怖中枢や快楽中枢とつながっているので関連するタスクモジュールが活性化しやすいのだ。

の部分がまた非常に面白い。「恐怖中枢」「快楽中枢」などの説明は本書を読んで欲しいのですが、自分の中でも思い当たる節が本当に多いです。

本書は集中力や私のように先延ばしに悩む方には必読の本だと思います。 

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