[読了]仕事ができる人の「情報センス」: 「考える・深める・分かち合う」方法

仕事ができる人の「情報センス」: 「考える・深める・分かち合う」方法 (知的生きかた文庫)情報過多時代の情報とのつきあい方として、「アウトプット」がいかに大事かを伝える本ですが、まずは情報のインプット部分の感覚を養うための方法論を序盤の章で語り、その確度の高い情報を自分なりにどう消化 OR 昇華させ、最終的にアウトプットまで持っていくか。

その辺りが理解できます。
僕自身、普段本を読んだ後、一応このように書評というかメモを書くことがありますが、書き始める時点では「たぶん数行しか書くことがないだろうなぁ」とか、「書くことがそもそも無いなぁ」と思いながら書き始める事がありますが、なぜか書きながら自分の中で「あれはこういうことなのか?」とか「その考え方はこれに応用できるのでは?」といった疑問が生まれることがあります。

読んでいる時点では感じなかったものも、アウトプットし始めると何か自分の中で考えが展開し始める。
そして、他の業界での常識的なものが、結局自分の業界でも考えの根幹は一緒なんだなぁと思ったり。そういう事があるので、苦しくても一応書き始めたりするわけです。

とはいえ、数行で全く考える内容がなくなってしまうものももちろん有りますけどね。

自分自身、結構自分で色々と調べてから考えたいとか、恐らく無駄だと思われる行動を結構します。
例えば、最近で言えば安保法問題。SNS含め一切言及はしていませんが、元となっている法案の新旧表を眺めたいとか、賛成反対両方の立場の意見を一回時間をとって調べたいとか、それぞれの立場の本当の目的と言いますか、ゴールとするもの、理想としているものは何なのかを考えたい…そう思ってしまうのです。

人から聞く時点でバイアスがかかるわけですが、結局本も人が書いているわけでバイアスは避けられません。ただ、自分で考えた結果を信じようとかキレイ事を考えてしまうのは悪い癖なのかもしれません。

読書中にこういうことを考え始めると、本の内容が全然頭に入ってこなかったりもしますしね。

本書のこのメモも、最初こんなに書くことは無いと思っていた訳ですが、結局書きながら自分を見つめなおしていると色々と書いておきたいことが浮かんでくる。アウトプットとはそういうものなのでしょう。
そういう意味で、前職では僕の書く読書メモは書評というよりは、その本を一度読んだことがないと理解が出来ないとか、考え方が面白いなどと言われていた訳ですが、それはそれで良くもあり、書評としては最悪でもあります(苦笑

本書の中で1箇所だけ、ビジネスでも気にとめておこうと思ったのが「情報収集のためのフレームワーク質問術」

  • 定義を聞く
  • トレンドを聞く
  • スタンスを聞く
という部分。

「定義を聞く」は「どういう●●ですか?」という質問で、例としては「それはどんな情報の共有ですか?」「共有するのは、どの範囲の人ですか?」など
「トレンドを聞く」は「最近は●●ですか?」という質問で、例としては「情報共有で、最近なにかトラブルでも有りましたか?」「以前は共有できていたけれど、最近は共有できなくなったのですか?」など
「スタンスを聞く」は「●●をどう考えていますか?」という質問で、例としては「仕組みができた結果、どのような効果を期待していますか?」「情報共有することで何を変えたいですか?」など。


この部分は会話で常に意識したい部分ですね。


[読了]BBTリアルタイム・オンライン・ケーススタディ Vol.1(もしも、あなたが「ザ コカ・コーラカンパニーCEO」「ローソンの社長」ならばどうするか?)

BBTリアルタイム・オンライン・ケーススタディ Vol.1(もしも、あなたが「ザ コカ・コーラカンパニーCEO」「ローソンの社長」ならばどうするか?) (ビジネス・ブレークスルー大学出版(NextPublishing))MBAでよくあるケーススタディをざっくりと知ろうかと手にとった本ですが、時事的な問題や現在のその業界での動きを見つつ、コカコーラやローソンといった企業の現状を分析し、弱点を確認するという作業、そのデータの示し方と結局その問題にコカ・コーラやローソンがどうアプローチすべきかということを検討するシリーズ。

答えのない問題に対し、自分なりにどうアプローチし、どう結論づけていくかという思考を踏まえ、大前先生だったらどうする?的な感じで答え合わせをすると凄く力になりそう。

[読了]どんな業界でも記録的な成果を出す人の仕事力

どんな業界でも記録的な成果を出す人の仕事力「それって誰が決めたの?」を口癖に、業界初心者だからこその戦略を打ち出していくハイアール社長の伊藤氏が書かれた本です。

ハイアールは台湾家電メーカーで「安い」というイメージしかありませんでしたが、本書内で何度も買収した三洋に触れられています。本の字を読むだけで力が貰えるような、やや孫さん的なイメージを持ちましたが、まず宣言してから、そこに向かって全力を尽くすという伊藤氏の姿がよくわかります。

実は私の自宅の洗濯機がハイアールなのですが、海外のよく分からない企業だったハイアールが少し身近に感じることが出来ました。

[読了]すべての「学び」の前に鍛えるべきは、「教わる力」である。

すべての「学び」の前に鍛えるべきは、「教わる力」である。
「教わる力」が足りないために、成果というゴールに最短距離で進むことが出来ない。余計なところに寄り道をして、成果を出すために遠回りをしてしまう
という著者の主張を基に、いかに「教わる力」を鍛えることが重要かが説かれている本です。
たしかに「教える」事にフォーカスした本は山程あれど、「教わる」ということにフォーカスした本は見当たらない。ただし、やはり主張の内容的にはゴール思考というかWHYから始めるという事に帰結するのかな?と思わなくもありませんでした。

「教わる力」を鍛えると車のナビと同様に

  1. 現在地の確認
  2. 目的地の設定
  3. ルート候補の設定
  4. ルート候補の選択
  5. ルートの決定
という、基本的に最短ルートを選択し、そのプロセスをたどることによって目的を達成できるようになると言います。

ビジネスにおいて、何かのタスクやプロジェクトが進み始める場合、一旦求められている「ゴール」を意識するようにし、そこからHOWを考え、実際に何を行うかというWHATを考えるというプロセスを経ることが多い。
ようするに、その部分が重要なのかな?という印象でした。そういう意味では「教わる」という事にフォーカスしている本は少ないかもしれないわけですが、本書に書かれている内容について触れられているような本は多いと思われます。

[読了]突き抜けた結果を出す人はなぜ「まわり」に振り回されないのか?

突き抜けた結果を出す人はなぜ「まわり」に振り回されないのか?精神科医の著者が「まわりに振り回されない」ためのキーポイントをタイプ別にまとめた本ですが、集中力が途切れたり、周囲の環境や人間関係などによって自分が振り回されているなと感じることは誰しもがあると思います。

本書では、大きく分けて以下の5つによって振り回されることがあると分類し、それぞれの状況によってそれに対処(コーピング)するためには何を意識し、初手として何を行えばよいかという内容が簡易にまとまっています。

  • 雑音
  • 感情
  • 世の中
  • 体調
  • 人間
どちらかと言うと、最近周りに振り回されているな…とか、仕事中・勉強中に集中力が途切れがちだな…とか、感じた時に目次を見て今陥っている状況を冷静に見つつ、どういうふうに考えてみれば良いのかという事を一度冷静に考えてみたり、一旦原因を書き出してみるというような使い方が良いのかもしれません。

自分自身、「あー、そういう事ってあるなー」って思うものもチラホラあったりして、まぁそれ自身をネガティブに捉えるのではなく次に繋げていく事を覚えたほうが良いなと。
タスクを先送りしてみたり、どうしてもやらなければならない状況に陥っているのに、他のことに手を付けてみたり…

いや、みんなもあるでしょ?(笑)

[読了]ユダヤ式Why思考法

ユダヤ式Why思考法普段から「なぜ?」と問うことはとても重要だというのは皆わかっている事だと思っています。

それはマスコミや政府、様々な情報に振り回され、脊髄反射的な反応がTwitterなどのソーシャルに流れています。「Why」が無いとサラッと流してしまいそうな事実も多いのではないでしょうか?

本書は「本質思考」と言っても良いと思いますが、普通の「Why」ではなく、ユダヤ教特有のmeta的な考え方が紹介されている部分が面白いと思います。

神の視点といえる、主観でも相手の立場に立つ客観でもなく、全く別の次元に立って考える。そこから得られる新しい視点と知見の重要性は本書を読むと理解できるかもしれません。

常に議論し、頭を働かせ、本質を捉える。
時に現実とはかけ離れた前提に立った議論ですが、そこから垣間見える本質。それは表面的な言葉の議論ではなく、実際に存在する複雑な問題を例えたものだったりするのです。

それを咄嗟に理解出来ないとしても、その現実から離れている議論でも「ありえない」などの一言で片付けることなく、その議論にも全力で取り組む。その姿勢の重要性を本書で知ることが出来ます。

以前、元LINEの森川さんが会場に

  • 大企業とベンチャー企業のどちらが強いか?
  • 人とお金、どちらが大事?
  • カスタマーサービスと利益、どちらが大事?
  • 技術的な差別化とスピード、どちらが大事?

というような質問をセミナーでしておりましたが、こういう究極的な質問を常に考えるのは良い頭の訓練になるとともに、自分の立場・主張を意識出来て良いですね。



ユダヤ式Why思考法
石角 完爾
日本能率協会マネジメントセンター
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