[読了]次世代共創マーケティング

次世代共創マーケティング
次世代共創マーケティング≒共創コミュニティの運営として書かれた本。
不勉強だったのだが、この本で今までMROCというものがWEB会議室的なものによるユーザー調査だとばかり考えていたけれども、それがMROCの中の一部でしかないということがわかった。

自社コミュニティというのは確かに共創コミュニティであるべきで、そのコミュニティから新しいアイディアが生まれることもあるし、新しい商品が生まれることもあることは間違いありません。
ただ、自社コミュニティは非常に失敗することも多いわけですが、本書では事前に考えておくポイントなども記載されているため、現在運営されているコミュニティを再度考えなおす、またはROIなどを設定して再度効果を測定したり他部署へフィードバック、または新しいアイディアがコミュニティから生まれていく姿を可視化することでポジショニングを見直すというのも良いかもしれませんね。

本書では著者がリサーチ側の人間であるので、どうしてもコミュニティの話というよりは「リサーチ」に関する話となっていますが、得るものもたくさんあると思います。

改めてリサーチというものを考えてみると、ペルソナを作る前のキャスト的なユーザーの大枠を捉えるために利用をしたり、UX調査に用いたりする場合が多いと思いますが、それは当たり前かもしれませんが「ユーザーニーズ」のズレの把握や今後のウェブサイト設計を行ううえでの方針を立てるためであって、ユーザー一人ひとりのウォンツにリーチするようなものではありません。
また、アンケートで1件だけ出たアイディアもその1件を実現すべきか否か判断するのは非常に難しかったりするので、本書を読んでいて今後の「リサーチ」が果たすべき役割がやや見えにくくなりました。
もちろん最後の1手はマーケター本人であり、その専属のマーケターがいかに多くの意見を普段から見たり聞いたりしているか、ソーシャルメディアなどで自社に関する分野のトレンドを見たり、意見を読んだりしているかが重要になってくるのですが。

本書でいろいろ考えさせられたような気がします。


次世代共創マーケティング
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