Facebookに関しては、グローバルで成功している企業の中の人物がどのようなビジネスマインドを持っているかということとも同義だと思いますが、非常に刺激的な本でした。
何か1つの目標、自分が作りたいものを想像して、そのディテールを煮詰める。そこに至る過程や手段、その時その時のサービス像とユーザー像やKPI数値に至るまで、ちゃんと考えているか。
これは経営者がWHYという理想形を考え、そこに至るまでのHOW、そして実際に何を行うかというWHATの部分まで、一人ではなくても良いとは思いますが、チームでちゃんと考え動いているのかどうか。
そして、そのミッションが重要であるならば全力を尽くしているかどうかが問われます。
それはビジネスだけではなく、遊びなどにも転用出来るわけですが、読みながらも再度自分を見つめなおす機会となりました。
インディバルの初代社長岩下順二郎氏の「売上は価値の総和であり、利益は工夫の総和である」という言葉にも非常に共感します。
最近当たり前のように企業において「Value Proposition」が大事だという話を聞く機会が多いわけですが、Value Propositionは企業である限り存在するのは当たり前。あえて「Unique Value Proposition」という言葉を使いますが、その企業でしか生み出せない価値こそが「工夫」に当たる部分で、そこを強みとして持っているか、その強みが活かせているか、その強みをマーケティングの武器にしているかが問われます。
「工夫」がユーザーに評価されないのであれば、その原価に上乗せされた利益分をその会社に払うくらいなら、他の企業に支払ったほうがマシだと思われてしまうかもしれません。
そして今重要視されている「FACT」。
データドリブンで仕事を進めていく重要性と、そのデータ、即ち「FACT」をちゃんと示せているか。この点は自分でもかなり反省すべき点でもあります。しかしながら「FACT」があるからこそインパクトのある施策を打てるようになり、それが失敗したとしてもその考え方がとても重要だと言えるわけです。
ある意味で森岡氏の考え方はプロダクトありきのマーケティング思考であり、プロダクトインを前提とした思考ではないのかもしれないと思われますが、そこはFacebookのリリース、即ち少数の人限定でリリースをして「FACT」を握るという手段でカバーされています。
この部分に関して言うならばGoogleだったりAmazonも同様なわけではありますが、大企業におけるLean的な概念として定着してきました。
プロダクトアウト型だけれども、ユーザーに触ってもらってデータを取得し、ダメであればPivot、またはそのサービス自体のリリースを止める。そんな概念ですね。
そういう意味で、本書の内容とは離れますが、最近「Lean」はスタートアップ企業的な方法論と大企業における方法論は、だいぶ差が出てきたと感じています。
森岡氏は今年からGunosyの社外取締役にも就任されているということで、KDDIだけでなくGunosyの今後の動き方がとても楽しみになりました。
森岡 康一
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