今ウェブサービスにしろ、ハードプロダクトにしろGUIが重んじられ、いかにユーザ体験をよくするGUIを設計するかを議論することが多い。実際にそのアプリを触ってみたりして偉い方が動きを見るものだ。
だけどそんなものは、"本当の"ユーザ利用を考えてみるとユーザが目的を達成するまでにスマートフォンを立ち上げて、ロックを解除して、HOME画面を出して~なんて色々手順を踏んでみると10も20もステップがあることに気づくわけです。
そういう"実像"に光を当て「ベストなインタフェースはノー・インタフェース」という考え方を展開している。NoUI。本当に本書では現実に提供されているプロダクトやウェブサービスを皮肉たっぷりに褒めちぎりながら、"でもさ、そんなユーザ体験全くノーサンキュー"っていう言葉がにじみ出ている(苦笑
NoUIとは言葉の通り、人がスマートフォンを起動して"●●したい"というウォンツを提示して、それに対する解決策をアプリまたはウェブサービス側が提示、または実行するという普通のユーザインターフェースではなく、そういう行動自体を無くして機械同士で解決をするというもの。
例えばスマートフォンを利用してドアを解錠できるとする。その場合ユーザはドアの近くまで来たらスマートフォンを取り出し、スマートフォンの電源を入れ~、アプリを立ち上げ~、本人認証もして~、アプリで解錠操作をする…という、全部で10以上のステップをするのではなく、GPSやBluetoothを利用したりして機械同士でコミュニケーションをして、勝手に解錠すればいいじゃんと。
それこそNoUI。
本書を読みながらも、画面のUIに頼りっきりな状態となっている根本原因は、ユーザの所謂Momentを端末が検知できないから何がしたいかの操作を画面上で行ってもらわなければならないからなのかなと思ったりしました。
もちろんNoUI以外は有り得ないという主張はしておらず、
「ベストなインタフェースはノー・インタフェース」のコンセプトが進化を発揮するのは、行動を換気するときや、デザイナーとか開発者とかの指針となるときとしています。
一つのサービスについて考えに考えぬいて、機械同士の会話、または一つの機械だけで判断して何か実行出来るようなサービスであると判断されるならばNoUIを推進すべきなのでしょう。
■メモ
ジェフ・ハマーバッカー「ぼくたちの世代は、すごく優秀な人材が、ユーザーに広告をクリックさせるコツばかり考えてるんだから、げんなりさ」
ポップアップ広告の開発者の一人、イーサン・ザッカーマン「堕落し果てたインターネットの現状は、サイト運営の収入源として広告を選んだことの(意図的ではないとしても)直接的な結果にほかならない」
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