[読了]トヨタとソフトバンクで鍛えた「0」から「1」を生み出す思考法 ゼロイチ

 ペッパー元開発リーダーの林要さんが語る「ゼロイチ」、即ちピーターティールと同じく"ゼロからイチを生み出す、創り出す"ための行動や考え方が書かれている本です。

プロジェクトに対する「情熱」、この部分はスーパーボスでもそうですが非常に重要な点で、自分の行動力の源でもあり、人の心や行動をも変える力があります。そして情熱は記憶に強く印象づけたり、次第にその人を中心に影響力として拡散していく事が想定されます。

本書内では新しい「ゼロイチ」アイディアを成功へと導く軸は2つあると述べられています。

  1. 影響力
  2. アイディア

この2つです。影響力は先ほど述べた「情熱」だけでなく、開発ストーリー的な物語に相手を組み込んだり、相手を立てる事でも発生するのかもしれません。大きな会社の中では1個人の力はとても非力なのかもしれませんが、普段から自分の情熱の向く方向へ突き進むという行動や、その結果としての失敗、まわりと比較をしてみた時の"出る杭"のような存在感から必然的に「影響力」というものが生まれてくるのかもしれません。

アイディアの新規性だけの勝負ではデファクトスタンダードとまではならないかもしれません。ニュースでも一発屋に終わるのかもしれません。
でも影響力という軸が加わることによって大きな流れを作り出せる可能性さえあるのです。


[読了]SUPER BOSS(スーパーボス)

 スーパーボスを完結に本書では以下のように定義されている
スーパーボスは並々ならない情熱を持っており、寝ても覚めても自分のビジネスのことを考えていて、まわりの人間もその行動をまねしたくなる。有能な人材を求めて普通では考えられない場所にも目を向け、いざ見つけたら多彩な方法で面接する。仕事のハードルをありえないほど高いところに設定し、部下に限界を超えさせようとする。教育指導法は一見すると気まぐれで法則性がなく、周囲の人間にはなかなか理解できない。リスクを恐れることなく経験の浅い部下にも責任ある仕事を与える。そして時機が来れば、特に優秀な部下には独立を勧めることさえ少なくない
キーワードは「情熱」「部下に限界を超えさせようとする」「独立を勧める」というあたりでしょう。出る杭が打たれやすい日本ではなかなか数少ないのかもしれませんが、個人的には頭に浮かぶ人がいます。

ビジネスに対しビジョンを持っており、それを常に語りつつまわりを巻き込んでいく。そして部下に対しても単なる売上という目標で部下に限界をこえさせるのではなく、本当に良いと思うまたは情熱をお互いに感じるものに対して超えるよう促すということで、本書で紹介されるボスの素晴らしい行動の数々と一人と同じ考えの人がおらず良くも悪くも(?)癖の強い人たちが心に響きます。

有能な社員は会社を去ります。それ自体は会社にとってダメージを負うかもしれません。普段から同様の業務が出来る後継者の存在を作る事を心がけ、笑顔で有能な人材を送り出せる、そんなスタンスが求められるでしょう。

ただ辞めても「はい。さよなら」という訳ではなく、辞めた後もこまめに連絡をとったり活躍を把握して次のビジネスに関わったりと排出された人から更にネットワークが広がっていく。このあたりのやり方はソーシャル分野が発展した今日では随分容易になってきたのかもしれません。

自分はスーパーボスになれるだろうかと考えながら読んだ一冊でした。

[読了]マーケティングのKPI 「売れる仕組み」の新評価軸

 上島千鶴さんといえばリードナーチャリング。
BtoB側の方がBtoC側の本を書いたのかな?とタイトルを見て思ったのですが内容的にはBtoB。もちろんBtoC側にも同じことが言えますし、BtoC側でも最近は「リード」や「リードナーチャリング」という単語に時々出くわします。

もちろん概念は一緒ですし、そこを分けて考えるのはユーザの行動パターンやタッチポイント、その後のフォローなどの違いでしょう。

営業の方はもちろん、非営業の方もサラッと一度は目を通して概念を学んでおきたい一冊ですね。

[読了]ロジカルデータ分析

 日常の業務に役立つロジカルデータ分析の基礎となる考え方や実践の仕方が詰まった本です。

ページ数はそれほど無いもののかなり中身の濃いものとなっていますが、要するに「戦場を選び、戦い方を決め、戦う」というごく一般的なフローの方法が具体的に示されていて、読んだ次の日からでも業務でそのまま利用できるような物となっています。

もちろんより詳細に本書をきっかけに統計学を学ぶのも良いでしょう。
時々こういう本を読まないと、ある事象を解決するのに「どこから手を付けようかな?」と考えてスタックしてしまうことがあるので、個人的にもとても刺激的なものとなりました。