[読了]思考中毒になる!

本書ではタイトルの通り「思考中毒」になることをゴールとして習慣化、思考のクォリティ向上、考え続ける技術、そして最後に考える事でアイディアを生む方法までが書かれている。

世の中で活躍している人は物事を深く考える習慣があり、深く考え続ける、すなわち思考中毒の状態は「苦」ではなく楽しいものと認識されている。そんな考えずにはいられない状態をこれから作ろうと考えている人や私みたいに考えているフリをしているだけで実際は全然考えていないなと思っている方、「考える」にはどうすればよいか?という素朴な疑問を持っている方に本書をオススメしたい。

本書で書かれている順番とは若干異なるが、まず「思考中毒」の状態または感覚を知るために自分が好きな事、興味があることについて考える時間を作る事が一番良いかもしれない。車について興味があるなら車について色々考えてみる。ファッションについて興味があるならファッションについて考えてみる。そういう好きなことについて考えてみることで「思考中毒」の状態を作り出し、その感覚を得ることができるだろう。
具体的には以下のような分析作業である。
自分が好きなものについて「なぜ自分はこんなに好きなんだろう? なぜ心が揺さぶられるのだろう?」と細かく分析していく作業
その感覚を踏まえた上で、好きなこと以外にも展開を行っていく。
好きなこと以外に展開しようとした途端、全然「考える」という行為が出来なくなる可能性もあるが「テーマ」を一つ定め、それについて考えてみる事を試してみるべきだろう。

この「テーマ」というものは例えば「作業の時間を短縮するには?」とか「職場全員のやる気の高さを高めるには?」といったものが挙げられる。
この「テーマ」の考え方としてはもっと漠然と「宇宙について考える」みたいな大きなものでも良いし、考える習慣のキッカケとなり、ちゃんと考えられるようなものであれば何でも良い。

また「思考中毒」を習慣づけるための補助として「手帳」をオススメしている。
ここでいう「手帳」は紙でもデジタルでも良いのだが、要するに考えた事を記録することで、自分がどれだけ考えたかを記録として残していく方法である。

長時間考えている事というのは人間なかなか難しいもので「考え事をしている」と「考えている」事を区別し、考えて答えが出るものなのか、出ないものなのかを手早く判断することも重要である。だいたい「考え事をしている」時間というのは「考えていない」のである。

考える時間を確保し習慣化の過程においては、ちゃんと考えるために「負荷」をかけ常に「今、ちゃんと考えている?」「この1分間、考えが進んでいないのでは?」と自分に問う事、そして「当事者意識」をもち「自分ならどうするか?」を考えることが重要である。

本書最後のアイディアを生む思考力の章では、いくつかのアイディア発想法のようなものが書かれており、直接関係はないけれども「オズボーンのチェックリスト」がふと頭によぎった。

本書においては
  • 比較 : 全く別だと思われるものから似ている点を抽出。似ていると思われるものから異なる点を抽出すること
  • 掛けてみる : 数学的な思考で本書では数学の関数(f(x))として説明されているが、例えば「歌」と「ボックス化」を掛けるとカラオケボックスが出来るというようなもの
  • 仮定 : 「もしも」を使った思考
などが紹介されている。

「考える」事に遅いも早いもありませんが、これから「考える」、「考える」事に興味を持っている方は一読をオススメします。

Share:

0 コメント:

コメントを投稿