[読了]面白くて眠れなくなる進化論

 ダーウィンから始まる進化論の流れについて、最近はどうなっているのだろう?という、ふとした疑問から読んでみました。

専門家以外が読者対象とされていますが、文章で書かれているものについて「これはこういうことを言っているのかな?」と考えながら読み進めましたが、一番良くわからなかったのは「遺伝的浮動」という中立説について「メンデルの法則」が登場したタイミングで、それは議論としては完了していたのではないのか?と思った点です。新規性はどこにあったのだろう?と。

進化論についてダーウィンの進化論に対して現在の進化論は、DNA等の発見により違う点ももちろんありますが、大筋では現状も指示されており、その流れを汲んで進んでいるんだということは分かりました。まだ現状の進化論だけでは説明がつかない点も後半に明示されており、今後の研究を待つかたちにはなりますね。

[読了]脳は世界をどう見ているのか: 知能の謎を解く「1000の脳」理論

 脳に関する知識をアップデートしようと手に取った本でしたが、非常に面白い本でした。特に「1000の脳理論」という新しい脳理論について書かれている第1部は、今まで自分が考えていた常識のようなものが覆され、全て実験によって解明された訳では無いにしろ「1000の脳理論」で考えると矛盾や説明ができなかったものがキレイに説明できるようになるというものです。

面白いと思った点はいくつかありますが、一つは大脳新皮質はどの場所も殆ど同じカラム構造をしているという点です。一般的に脳を語るときには視覚野だったり言語野だったりと脳を領域ごとに分けて語られることが多いわけですが、新皮質だけを見る限りどの分野も構造は一緒であり、その新皮質が接続している元によって機能が変わっているだけであるという点です。それだけ新皮質は視覚に特化するというような、なにかの機能に特化した作りになっていないことで、目が見えていなかった人が視覚を失った場合、その視覚野だった場所が別の役割を担うことができるという事象が確認されるということだったのですね。

また視覚野や言語野といった機能を担っている新皮質の領域は人によって面積が多少異なり、特定の機能を担っている新皮質領域に大小があるという点にも驚きました。ただ、この点はサラッと書かれていたので実際に人によってどのような差異が出てくるのかなどは分かりませんでした。

脳のニューロンの話も今までニューロンという1種類が存在していると思っていましたが全然そんな事はなくて多くの種類がある点や機械学習でよく使われるエッヂを検出するような機能を持つニューロンは殆ど存在しないという点も驚きです。

メインの「1000の脳理論」については、脳が座標系と動きの2種類によって世界を捉えモデル化しているという理論ですが、たしかに本書を読んでいると納得感があるとともに、それがモノ以外の概念の学習にも用いられている点に興味を惹かれました。この理論を用いると本書でも出てくる「記憶の宮殿」の説明もつくわけで、そこまでは理解できたのですが、「1000の脳理論」に基づく効率的な学習方法とは一体なんだろう?という疑問から抜け出せなくなりました。積極的に座標系をいかしながら学習することというのは「記憶の宮殿」方式しか存在しないのだろうか...

読んでいてふと思ったのが「分かったつもり」という状態は、脳の予測機能活性と関係があるのではないか?ということです。活性化の電位レベルとかが計測できれば、何かわかったりするのかもしれないなと思いました。

[読了]きまぐれロボット

通勤電車でパラパラめくろうと思って買った短編集。 
1つの話が数分で読み終わるレベルの短さですが、最初の一段落読んだあたりでオチを予想しながら読めるので、結構面白く読めた。ペラペラめくりながら心の中で"ズコー"っとズッコケながらサクサク読む本でした。

[読了]ウェブ立地論 ~“来てほしい人にアプローチする"集客につながる顧客目線のウェブの作り方

 実世界で店舗を出店する場合は「立地」というものを特に重要に捉え、1年でも時間をかけてちゃんと調査してから出店するわけですが、インターネットの世界では「立地」という考え方に重点を置くことはありません。

とはいえ読みながら感じたのは、本書でいう「立地」についての検討は実は大企業であれば多くのサイト製作者または制作会社、ウェブに強いと言われている会社ではキーワード調査を通じて行っているのではないか?ということです。キーワード調査のことを「立地」と言い換えているに過ぎないのではないかと思いました。

とはいえ、実際にちゃんと出来ているかどうかという点は別問題ではあるので、本書を読みながら少し自分の中で調査項目を増やしてみましたし、結構面白く読むことが出来ました。

本書ではGoogle Analytics(Universal Analytics)の画面説明やデータ取得の仕方、分析の仕方にも触れられておりますが、そのあたりはサラッと流し読みしながら見ておりましたが、現在Google Analyticsを利用されている方でウェブ分析がうまく行っていないと感じている、またはGoogle Analytics自体をあまり活用できていないと感じている方にとっては良い解説本なのではないでしょうか。

読みながらも主に中小企業で一人、二人でウェブサイトを運営されている方、またはウェブ担当者でマーケティング知見の少ない方しかいない場合やウェブサイトの構築自体を外部に委託されている場合は、こういう感じなんだろうなぁと想像出来る感じで、なかなか大変だなと思う場所も多々有りました。

もうちょっとツール等を上手く活用したり、Excelをうまく活用すれば手順が少し削れて時間をもう少し有効活用できるのになと思う事もしばしば。更に次のGoogle Analytics4への移管などを考えると、涙が出てきそうな大変さを感じてしまいました。

[読了]モチべーションの心理学-「やる気」と「意欲」のメカニズム

 本書を読んでモチベーションに対し普段に日常にすぐ展開、実践できるというたぐいのものではい。本書ではモチベーションについて様々な研究結果をまとめ、分類されることで、心理学の世界において「モチベーション」がどのように理解され、研究されているかを知ることができる。

とても面白い良書でした。

[読了]つい他人と比べてしまうあなたが嫉妬心とうまく付き合う本

 心理カウンセラーの著者が解説する嫉妬心について。

「結局のところ嫉妬心って、していても、されていても、自分の価値や魅力をちゃんと受け止めよう」ということと結論として書かれていますが、本書ではそれに気づくためのプラクティスだったり、日常生活において嫉妬心を感じた時に行うプラクティスなどが多数紹介されています。

[読了]マーケティングの新しい基本 顧客とつながる時代の4P×エンゲージメント

現在のマーケティングを考える上での良書でした。

エンゲージメント4Pということで、顧客とのつながりという点をより重視するために考えるマーケティングにおけるポジショニングや組織構造、体制や顧客との向き合い方などがキレイにまとまっている本でした

[読了]シリコンバレーで結果を出す人は何を勉強しているのか

 日本とアメリカにおける考え方の違いは大きいかもしれませんが、日本で緩やかな変化に感じることも世界に目を向けると本当に変化が激しいと思う事はよくあります。

シリコンバレーにおける「学び」とはどういうものか。そして、それは日本でも実践することも出来るし本書を読み終えてから、取り入れる習慣もできることでしょう。

自分はあまりリスクを取らない日本的な行動が多いと自分でも感じていますが、より行動を起こせるよう変えていきたいなと思います。

[読了]Web Data Marketing ライバルに差をつける最強マーケティング手法

著者が代表を務める「株式会社キーウォーカー 」の販促本といった側面が大きいですが、インターネット上に散らばる各種コンテンツをスクレイピングして、ビジュアル化して自社マーケティングに利用する、必要に応じてAIも組み合わせたり、その他メール通知などのサービスへと展開するというものは、検討・実施している会社も多いような気もしている。

スクレイピングはメンテナンスの問題で個人的に二の足を踏むことも多いけれども、こういう会社はメンテナーを抱えてたりするんだろうなと思ったりもします。スクレイピングは規約に違反したり訴えられたり問題化することもあるので、積極的に勧められるものなのか?という気もしなくもないですが、ニーズは高いという、なにか釈然としない感じはありますよね。

[読了]究極のマーケティングプラン シンプルだけど、一生役に立つ!お客様をトリコにするためのバイブル

マーケティングプランをわかりやすく、やるべきポイントとやってはいけないポイントを明確化しつつ記述された良書です。本書を読みながら、自社サービスや関わっているプロジェクトで次何をやろうかという案も出てくると思います。

内容として古い点があるようにも思いますが、学ぶべき点も多く、日本ではダメだろうなというマーケティング手法も書かれていますが、積極的に販売しようということを強く表に出して様々な施策を行う点、自分みたいな弱腰マーケターにとっては圧倒される気持ちです。

アムウェイがどうたらという点は苦笑いしつつ流し読みしましたが、そういう細かいポイントはどうでもよくマーケティングとしてのポイントを抑えながら読む事で、自分に足りないポイントや新しい発見があると思います。