Googleの

コアアルゴリズムアップデートについて、2010年より以前の「重み付け調整によるランキングアルゴリズム」から「機械学習を活用したランキングアルゴリズム」へと変化していく歴史的な流れに触れつつ、2021年現在どのように考え、付き合う事が重要かを指し示す本となっています。
古い表現でいうと"Content is King"と言えなくもありませんが、E-A-T的なコンテンツの考え方以外にも低品質と言われる指標というか指針のようなものを数多くあります。Link Baitや広告過多とか、その他諸々。
コンテンツ...と一言で言っても情報の見せ方やユーザへのアナウンスの仕方は一つではありませんので、正解というものは自分で考える必要があるのは言うまでもありません。本書ではシャチハタの例もありますが、テキストで伝える部分だけでなく写真で伝えたり動画で伝えたり...。
私の場合は料理コンテンツで心当たりがあると言いますか、料理でStepを確認するだけじゃなくて時々"●●切り"みたいな切り方だったり、ふと手順のテキストを見て分からないところだけ、その手順の動画を再生して見るけど、分かるStepの動画は再生しないということをよくやります。
自分が提供するコンテンツがHowto的なものであれば写真やテキストの他に動画があると良いのかもしれませんし、"良い"コンテンツがどうあるべきか、どう見せるべきかは自分たちで考える必要があることは言うまでもありません。
また、本書を読みながらも最近Googleのアルゴリズムは絶えず変化しているがメディア側はなかなか変化しない(できない?)事が現在の日本のウェブ世界においては大きな影を落としていると考えていることを思い出しました。
例えばウェブサイトの滞在時間やアクセス数(PV数)を競争力としてサイト間比較を行う事だけでなく、ウェブサイトにおける広告収益を予算・目標という名前のもと拡大すべく広告枠を増やすという悪手を試みたり、PVのような宗教的盲信と同様に1つのページを複数ページに分割しページングを強制することによりPVを増やすだけでなく、広告収益を増やすことに注力しているメディアは昔から今に至るまでGoogleがいくらアルゴリズムを変更しようが変わらない。そんな気がしています。
特に今米国で導入されているPassage Indexingが日本でも適用されるとどうなるかなぁと想像してみたり...。
あえて自分たちを「メディアである」と位置づけて、クラウドソーシングを利用しているのか分かりませんが似たような記事を数多く毎日量産されているようなウェブサイトも個人的には涙なくしては閲覧できません...
本書ではE-A-TやYMYLを著者の経験を通じて更に噛み砕いたり、整理されており「コンテンツ」そのものと向き合っている人にとって有益な本となることは間違いないでしょう。本書を通じて再度Googleのドキュメントを読み直してみたり、Googleの公式ブログを読み直してみるのも良いかもしれません。
1事業会社で色々な業務を行いつつ片手間で行っているSEO担当者としては、SEOは宗教と同じだと思っていたりします。それは良い事というのが示されているけれども自分の行動が「良いこと」であるかは自分で考える必要があって、「それは良い」「それは悪い」ということは示されていない。いや「殺人」じゃないけれども、行っちゃいけない事というのはもちろん示されているけど、結局小さなウェブ改善はそれぞれ自分でユーザの視点に立ってみたり、事業者側の視点に立ってみたり、多角的に見ながら自分で判断する必要があります。そういう意味で宗教みたいなものかなと。(何かを馬鹿にしている意図は全くありません)
しかも会社にとって利益相反的な立場といいますか、SEO視点で売上として切り捨てないといけない判断を行わなければならないことも数多く存在していると思います。この点では1担当者として他社の担当者も大変なのだろうと思ったりします。ひどい話、責任を押し付けられるSEOコンサル的な人がいたらなぁとふと思うこともあります(苦笑)
最初だけコンサルに入っていただいたけど全然納得できずに契約を終了させて、自分でSEOをやり始めてやっとそこから40倍は超え始めた...という自慢もありつつも、まぁそれでも課題はホント多いなぁと今でも思いますし、そこまでSEOに執着もありませんが人から相談される事がある身からすると、時々間違った事を言っていてすみません!と思いつつ、愚直に知識をUpdateしながら自分のサイトを見直すことが大切だなと思います。
有能なSEOコンサルさんだったら、もっと短期間で40倍くらい達成できるのでしょう。
本書はGoogleが指し示し、Officialに書かれている内容や公開されているドキュメントの内容が中心に書かれている事は間違いありませんが、再度自分なりにサイトをチェックする項目を見直してみる事をまずは次のFirst Stepとしようと思いました。
数百とランキングしぐなるが存在する現在、"ランキングが落ちたという事象に対し事業者側で分析することは費用対効果が見合わず無意味"なので、コアアルゴリズムにて一喜一憂せずウェブサイトで様々書かれている事にも惑わされず、Officialを見ながら自分で考える姿勢を貫くこと。これを再度肝に銘じようと思っているところです。