[読了]ミライの武器 「夢中になれる」を見つける授業

著者の吉藤さんが作るOrihimeは名前と画像でしか知らなかった。
本書は高校生や中学生といった、これからどう人生を歩んでいく方に向けて書かれています。そして今自分の進む方向に悩んでいたり、社会そのものに対して違和感を感じていたり、なにか自分は普通ではないのではないか?という考えを持っているとしたら、この本は特に意味のあるものになるでしょう。

僕は年齢も上なので、どちらかと言うと型にハマりきった人間ではありますが、この本を眺めていて「常識」とか「そんなもんだよね」と思ってることだらけで生きてきたなと感じました。
また悲観的に思っていた事に対して本書では真逆に楽観的に書かれていたりして、そんな一文を読むと「そういう考え方もあるのか」「悲観する必要はないんだな」という納得感を得られます。

本書を読む若い方には、ぜひ「常識」のような外から与えられた価値観に対し「そんなものか」と思うことなく「なぜそうなっているのか?」という疑問から始まる、未来思考で不完全な世の中をより自分が理想とする世界へと作り変えていってもらいたいと思います。


[読了]悩み方教室 心のモヤモヤが晴れる8つの質問

日々生活をしていると様々な事で「悩み」が発生します。その悩みの対処に苦慮することもあれば、放置することもあるでしょう。

本書では悩む事で幸せになるという考えのもと、「悩み」への対処の仕方を最初の2章で書きつつ、後半は仕事や人間関係、恋愛や日常など様々なシチュエーションにおける「悩み」に対し、どう対処するかが書かれています。

本書は「質問力の本」と言っても過言ではなく、悩みに対し、どう自分に質問をし自分で回答するかが書かれていますが、それは「悩み」それ自体が生まれる場合というのは理想や期待、価値観や変化に直面した際に発生すること、そしてそれらは他者や社会から植え付けられたものである可能性が高い事に起因するため、「自分がどう思うか?」「自分はどうしたいのか?」を常に問うことが重要であるとしているためです。

こういった自分への質問により、自分の価値観と他者からの意見を区別できるようになったり、新たな自分のワクワク感の発見をすることで、何か新たな「悩み」への対処が"うまく"、そして"はやく"なることでしょう。

また本書はジャーナリングの本とも言えて、質問に対する回答をノートに定期的に書くことで一つのマインドフルネスの実践とも言えるのではないかと思いますし、実際マインドフルネスのジャーナリングとして挙げられている質問と全く同じ質問が本書内で登場したりもします。

ジャーナリングでの「質問」の数を増やす(?)意味でも、本書は50個以上の質問が各テーマごとに散りばめられていて、質問のリファレンスとして使う事もできるのではないかと思いました。そういう意味では今悩みがある人だけでなく、マインドフルネスを実践している方にも一読いただきたい本だと思います。

[読了]自信がつく! 毎日が面白くなる! 大人の「勉強」大作戦

コロナ禍でリモートワークが増え、通勤時間が無くなる等により勉強をする人が増えていると聞きますが、本書は「日経WOMAN」なので女性が、どんなふうに勉強し、資格を取得したり夢に向かって努力しているかが詰まっています。

大変刺激を受ける本です。

[読了]考えることは力になる ポストコロナを生きるこれからの医療者の思考法

医療関係者、特に看護師向けに書かれたロジカルシンキング本ですが、私を含め日本人はロジカルシンキングが苦手な方も多いと思います。

本書はかなり、くだけた書き方で最後まで話が進みますが一方で、表現や書き方、ギャグが面白かったり、年代の問題なのか(?)ギャグの面白みが分からなかったりし、平易な書き方も合わさって「要するにこういうことね」と理解が進みやすくなっていると思います。

特に医療関係ではない方にもオススメします。

本書内では医者や看護師に対する苦言(?)も多数含まれていたりしますが、個人的にも医療関係の学会には大学時代に何度か参加する機会があり、あの異様な空気を味わってからは、あまり医者に対して良い思いは無かったりしますが、まぁそれは本書とは関係のない話なので、本書は楽しくロジカルシンキングを学ぶものとしてサラッと読むと良いと思っています(笑

[読了]サーチ・インサイド・ユアセルフ――仕事と人生を飛躍させるグーグルのマインドフルネス実践法

先日Googleのマインドフルネス講座を簡易的に1時間体験する機会があった。
その時の印象として、それまでマインドフルネス = 瞑想として、若干スピリチュアルなものはちょっと...と思っていた訳ですが、体験プログラムでは単なる呼吸とジャーナリングという手法だけ行い、またマインドフルネス = 瞑想ではないよという話があった。

本書を読むと、一言で言えば「注意力の訓練」であると言えますが、実社会でどのように訓練が役立ち、展開し、自分の生活の一部となるのかが本書を読むと分かります。

自分の中だけでなく、外との関わり合いの中でマインドフルネスを実践することはどういう事なのか。
本書はカリキュラム本ということで、実際にマインドフルネス入門時のプラクティスから、それをベースとした応用まで網羅しているため、最後まで通して一度読み、自分が実践し身につけるにつれて再度見直す事が必要となるかもしれないという類のものです。

まずはFirst Stepを踏み出してみようと思いますが、次のステップに踏み出すときに再び読んでみようかと思います。

[読了]東大教授の考え続ける力がつく 思考習慣

頭の良い人はただ「考える」だけでなく「考え続ける」力があり、これを著者は「思考体力」として、それを鍛える方法について書いています。

本書は最初のプロローグでまとめられている7つの考える力について、それぞれ具体的なシチュエーションに応じて、どのように適用、応用していくべきかが書かれています。

そのシチュエーションとは、例えば人間関係であったり情報の受け取り方であったり。ただやはり、いつもこの7つの思考を考える癖をつけなければ、咄嗟に受け取った情報に対して「間」を作り、一度疑ってみるという行動を行うということも無いでしょう。
  • 自己駆動力 : 能動的に考える力
  • 多段思考力 : 常にもう1段先を考える力
  • 疑い力 : あらゆることを疑ってみる力
  • 大局力 : 全体を俯瞰して見る力
  • 場合分け力 : 物事を分類して選び取る力
  • ジャンプ力 : 思考の階段を何段も飛ばす力
  • 微分思考力 : 物事を細分化して考える力
    また「疑い力」の中に含めても良いかもしれませんが第一原理思考を付け加えたいなと思ったりしました。
    「疑い力」で物事を疑った先の話になるので不要といえば不要なのかもしれません。ただ忘れずに思考する習慣として、疑う対象物にも寄るとは思いますが、物事を疑った後に本質は何か?と問うことで、不純物、不要な意見、不要な情報を取り除きコアとなる要素を抽出した後に再度構築するというプロセスを踏むことで、より議論が明確化するかもしれません。

    今回本書を読んで、まず私の場合は「自己駆動力」について考える必要があるなと感じました。社会人を何年やっていても、なぜに「自己駆動」していないのか...と自分を責めたくなる気持ちを抑えながらモチベーションと行動力のための「自己駆動」として、本書の中にいくつか自分への問いかけ例が書かれているので、学生気分でその問いを考えてみようと思います。