[読了]小さな天才になるための46のルール

小さな天才になるための46のルール本書執筆時点で定義される「天才」とは、"洞察をイノベーションに帰ることのできるあらゆる人"、"その過程で我々の世界観を変えてしまう人"言い換えると「創造性を独創性の段階にまで引き上げられる人とされている。

本書では

  • どうやってイノベーションを起こすのか
  • どのように仕事に取り組むべきか
  • どのように学ぶか
  • どうやって違いを生み出すか
という点から1ルール数ページで簡単にポイントが解説されている。
筆者も特にこの本で真新しいというものはないと書いていますが、どちらかというと何か困った時に開くリファレンス的な本のような気がします。

学び方を学ぶ事だったり、シンプルとは何かを考えるなど、目次を一通りみつつその時にあった処方箋を見るような気持ちが大切なんだろうと思います。


[読了]マインドセット「やればできる! 」の研究

マインドセット「やればできる! 」の研究「硬直マインドセット」と「しなやかマインドセット」、この2つは誰しも持ち合わせており、ある特定の分野では「硬直」、別の分野では「しなやか」なマインドセットとなっていることが多い。

「硬直マインドセット」とは自分に限界を設けていたり、努力によって変化または能力が上がるはずはないという信念で、非常に保身的なマインドセット。過去に「天才」だと褒められたり、「あいつは頭が悪い」などと自分との優劣をつける、または「努力」を悪と考えている人が陥っているマインドセットです。

その一方で「しなやかマインドセット」とは「努力」によって変えられると信じているマインドセットで、何かの分野で大きな失敗をしたとしても、その失敗を糧として「努力」することによって次のステップに進むことができると信じています。

このマインドセットによる違いを本書ではスポーツ分野、ビジネス分野、教育分野などの複数の分野における著名人を例に、その思考でどのようにその人が振る舞い、その行動がどのような影響を与え、結果どうなっていったかを示します。

自分で限界を設ける思考はよく小象に足紐をつけて拘束すると、本当は抜けられる力が出てきたとしても、絶対に逃げ出すことが出来ないという思考に囚われ脱出を試みない~などという話もされますよね。

そんなの当たり前と思っている方でも、例えば自分が「偉い」と見せたいがために部下に強くあたったり、いじめたり…そういう事件や話はインターネット上ではよく聞きます。
完全に「硬直マインドセット」にとらわれてしまっている話です。

日々、折に触れて自問したいと思わせる。そんな本でした。


マインドセット「やればできる! 」の研究
キャロル・S・ドゥエック
草思社
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[読了]複素数思考とは何か。-関係性の価値の時代へ

複素数思考とは何か。-関係性の価値の時代へ-私達が暮らすこの世界は量的な実数だけではなく、「価値」という量やモノ、実数で表すことが出来ないもので出来上がっている、その世界を数学的なものの見方に当てはめてみると「複素数」の考え方が最もしっくり来る。そんな筆者の考える「複素数思考」に関して書かれている本です。

本書では複素数そのものの振る舞い、複素平面におけるベクトルの振る舞いなども説明されておりますが、この本で新しい概念が提供されるというよりは、現在観察される事象を「複素数」の概念を用いてうまく説明することが出来るというものです。

実数で図ることの出来ない「価値」に対する考え方、関係性に対する考え方、ベクトルの原点としての「私」という考え方、周期性に対する考え方など、確かに「複素数」の概念を一度考えた後に現実を見渡してみると、似たような動きと言っても過言ではないと思われる事象が数々発見出来ます。

私自身、所謂情報の中心であるインターネットの世界で仕事をしている訳ですが、本書を読みながら考えていたのがウェブページの「コンテンツ」に対する考え方です。

何らかのウェブサイトを運営し、それを事業として収益を得ていると、そのページのパフォーマンスの話は避けて通れません。所謂KGIやらKPIなどと言われるようなものですね。
ここではベクトルの原点としての「私」という価値基準に対する考え方を当てはめてみると、ある特定のページを見ている「人」の基準点は皆異なります。その基準点のズレから例えば以下のようにA群の価値基準を持つ人達の集合体とB群の価値基準を持つ人達の集合体が発生してしまうということが容易に有ります。


しかしながら、ある特定の「人」をウェブ運営側が想定しながらコンテンツを構築する、即ちペルソナ的概念を用いてコンテンツ制作を行うのが一般的なため、例えば上の例でいうとA群にむけて作ったページだったりする訳です。

更に「A群である」と予想していた状態でコンテンツを作り始め、そのページでのユーザ行動やゴールの配置などを色々考えて見ると、A群の実際の行動と乖離し始め、最終的にCVRが5%とかそういう低確率になっていきます。


でも実際は見えていなかったB群もコンテンツを見に来ていて、最終的にそのページからのCVRは1%などの数値になる…。
この行動の「ズレ」とは即ち、A群と一括にしてしまった価値基準群の中にもそのベクトル量が違うユーザが沢山混ざっていたりするわけです。またA群と一括にしたものは、本書の点で円を描くのと同様に、何となく基準点を沢山打っていたらその点の関係性からA群という円を観察者が見出したということを意味します。

昨今インターネット事業者が一生懸命IoTなどのセンサー技術やカレンダー、その人の年代、性別、趣味などの情報を通じて捉えようとしているコンテキストというのが「ベクトル量」のことですね。
協調フィルタリングなどは客観的に観察できる行動パターンから似たような行動をしている人は似たようなベクトル量を持っていると仮定した商品などのレコメンド機能と言えます。

行動や数値、検索ワードなどの表に出てきたものから類推するというやり方をインターネットの世界では研究されている訳ですが、IoTやらビッグデータと呼ばれるものの延長として、より人のベクトル量を正しく判定することができるようになっていくのでしょうか…?


複素数思考とは何か。-関係性の価値の時代へ-
佐藤 典司
経済産業調査会
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[読了]FinTech 2.0ー金融とITの関係がビジネスを変える

FinTech 2.0ー金融とITの関係がビジネスを変えるバズワードであるFinTechの流れを俯瞰し、その出元であり規模も一番大きなアメリカとの比較、そして日本の現状が書かれているNRI典型な本です。

FinTechに関する技術的なものというよりも、自社ビジネスへのインパクトや可能性を考えるには良い本です。日本でもブロックチェーンに対するアライアンスが組まれるなど2016年の新しい動きも最近ニュースになっていますが、海外の大手金融機関はいち早くアライアンスを組んで研究に取り組んでいたんですね。

私個人は金融業からもう何年も離れていたので、その辺の情報は新鮮に感じました。ゴールドマン・サックス含め多くの金融機関で構成されているR3というのは恐らくこのサイトでしょう。

2016年に入りFintech系ベンチャーには少し厳しい市場動向が続いています。そして日本では投資額が少ないという現実もありますがマネーフォワードさんなどFintechで積極的に動いている会社もありますし、それほど日本の状況に悲観的な印象はもたず、大手金融機関という巨像に負けず様々な取り組みでdisruptしていって欲しいものです。

合わせて自社サービスの強みを展開出来ないか、自社が入る隙はないかを常に心に置いてニュースを見たいと思います。


FinTech 2.0ー金融とITの関係がビジネスを変える
楠 真
中央経済社
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[読了]プロジェクト・デザイン・パターン 企画・プロデュース・新規事業に携わる人のための企画のコツ32

プロジェクト・デザイン・パターン 企画・プロデュース・新規事業に携わる人のための企画のコツ32井庭さんのパターン・ランゲージ本で今回は「企画」を作る側の人を対象とした本です。

今回梶原さんへのインタビューを通じて抽出された32のパターンランゲージがまとまっておりますが、本書の32パターンだけでも企画人同士の共通言語としての役割は非常に大きいと思いますが、それ以外に自分で取り組んでいる業務から抽出したパターンというのも一旦徹底リストを作ってみるというのも良いなと思ったりします。

自分の中でセオリーとして完全に確立していても言語化されていない事って有りますよね。そして最近ブチ当たっているのが1年前くらいまでは専門でやっていたけれども暫くその業務から離れていた…でも「あの内容は専門でしょ?」ということで話をもらうことが増えていて、「どうやってたっけ?」と自分のセオリーだと思っていた事が頭からすっぽり抜け落ちている…。それを防ぐ意味でも普段からある程度パターン化しておく事の重要性というのは感じていたりします。

質の悪いことに昔専門だったりすると、「任せてくれ」と言ってしまうところですね(苦笑

パターン・ランゲージには「状況」「問題」「解決」「結果」という4項目が必ず入っていますが、何らかの状況に陥った時に「この本に解決アドバイスが入っていたな」と気づける事も重要だと思うので一度全パターン読んでおくのも良いでしょう。


[読了]馬を飛ばそう

馬を飛ばそうIoT提唱者である筆者は何も特別なクリエイティブ能力を発揮した訳でもなく単純に仕事上の疑問、それに対するアプローチを突き進んでいただけだった。そんな「クリエイティブ」に焦点をあてた本で、直近もてはやされているような"革新的なモノ"を過去、どのように生み出されてきたのか。

そこにはもちろん何も無いところからパッと出てきたり、天からアイディアが降りてきた…なんてことは存在せず、みな地道な努力をしてきているわけです。

「創造はインスピレーションではなく実行だ。アイデアを持っている人はいくらでもいるが、それを実現しようと段階を踏む人は殆どいない」のです。

本書では科学の闇を色々と知ることになりましたが、ジュダ・フォークマンの例なんて不遇という一言では済まされないほど…
そんなフォークマンの座右の銘「アイデアが成功すれば、忍耐があると言われる。成功しなければ、頑固ということになる」という言葉は非常に重い…。でもその通りな気がしました。

また一方で、その時に常識となっているものを否定し、ひっくり返す主張には、それに釣り合うぐらい非凡で重要な証明が必要となるというのもまた然り。一旦常識となってしまうとその常識から外れるようなデータは無視されてしまうものなのです。それはその道の専門家になればなるほど無視してしまう確率は高まるでしょうし、常識を信じれば信じるほど同様に高まるでしょう。

それはアイデアを思いついたり何か新発見した側にも同様に言え、他人からの意見を無視することに繋がったりすることで、自らの研究生命や最悪自らの命を落としてしまうことに繋がるやもしれません。

「自信は自分を信じることだが、確信は自分の考えを信じることだ。自信は先へ進む橋になるが、確信は道を塞ぐ壁になる。」のです。

普段の生活で「なぜこれだとうまくいかないのか?」「これをうまくいかせるにはどうしたらいいか?」と思ったら、それは創造のチャンス。まずは始めてみよう!始める前にできることはただ一つ「始めそこなうこと」だけなのです。そして何度も何度も。
可能なら実際にやってみせよう。


馬を飛ばそう
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[読了]ハーバードで学んだ脳を鍛える53の方法

ハーバードで学んだ脳を鍛える53の方法脳を鍛えるための秘訣、それは「ワクワク」という感情であり、その「ワクワク」から来る原動力を利用して成功をつかむという内容の本書。

紹介されている53の方法はそんな「ワクワク」を発見するために、例えば意識下にある固定概念を意識上にあぶり出し少し外れた行動をしてみたり、日常的に行っている習慣に一手間加えてみたりと、今すぐ実行に移せるものばかりが紹介されています。

読む人によっては紹介されている53の中には既に実行していたり、皆言っているなぁと思われるものも含まれているかもしれません。

自分自身、すぐネガティブ側に思考が向きがちだというのもありますが本書で紹介されているものの幾つかは試してみようと思いますが、なんか最初の方にかかれている「ありがとう」じゃないですうが、「あーネット上にこういう人いるいるww」とかって思ってしまう自分がいる。

ま、露骨に文字化してネット上で拡散しているからなんでしょうかねー。

最近自分に対して凄く思っているのは、今まで理論型の人間かな?と思ってはいたのですがここ数年位、やっぱり感情型なのかも…と思っているところです。