[読了]データマネジメントが30分でわかる本

データマネジメント知識体系(DMBOK)として、組織がデータを資産とみなし、データから効果的に価値を引き出したいのであれば最低限どのような事を行っていけばよいかが書かれた指針。

やはりドキュメンテーションというか、常にデータの効率化を意識した集計基盤を作るにはどうしたらよいかを考えながら、既存のデータを把握しり集計方法を考えたり実行していかなければなりません。何か新規サービス開発であったり、既存サービスの見直し的な文脈ではスプリントを回しながら見直したり新規に作ったり出来ると思うのですが、どうしても毎週や2週間に一度の見直しやスクラムで話し合う議題がそこまで毎回あるのだろうか?とちょっと疑問があります。いや大切だとは思うんですよ。このドキュメントが無いと無駄なデータが溜まっていてコストだけが上がっていたり、データ集計に時間がかかって速い意思決定が出来なかったりするのは間違いがないのですが、一度キレイにもし出来たとして、その後どうすればいいんだろうか。。。という。

全員がキレイだと言うことなんて無いんだろうとは思いますが。

デザインやマーケティングでも同様に何度も何度も言われますが本書でも関係者を巻き込むことが一番大事なのではないかという気持ち。そこさえできていれば自分がそのデータをどう活かしたいかも考え始め、意見を言い、組織としてうまく回り始める。それは疑いようのない事実なんでしょうね。

[読了]メンタル・クエスト 心のHPが0になりそうな自分をラクにする本

生きづらさを感じている、特に若い人のほうが本書内のゲームや漫画のネタにクスッとくる部分があるかもしれません。軽いタッチで書かれた大真面目なメンタルヘルス本です。

自分の性格をよく知っているつもりでも意外とよく知らないもの。本書を隙間時間にパラパラめくってみるのも良いと思います。

[読了]Googleアナリティクス プロフェッショナル ~分析・施策のアイデアを生む最強リファレンス

2020年4月現在でGoogle Analyticsに関する最新の情報が本書「Googleアナリティクス プロフェッショナル ~分析・施策のアイデアを生む最強リファレンス」で書かれています。こう見ると相当ボリュームがありますね。

今運営しているウェブサイトはeコマースサイトでもないので使っていない機能がだいぶありますね。ある程度普段からGoogle Analyticsを利用している方の場合は本書を通じて、利用していない機能を探してみたり応用例を考えてみるのも良いでしょう。私自身も基本機能は大体試しているつもりでしたが、ベータ版の機能で一部気づいていなかったものを発見出来たのはとても収穫でした。

やはりGoogle Analytics本にありがちな機能紹介と画面のキャプチャを通じた設定方法の解説がメインとなるので、例えばマニアックなところですがcustomTaskまわりなどは特段何も解説せずに、 こういうデータを取得したければこういう風に設定してください という一方向での案内になっていたりします。機能を深く理解するためには、こう設定してくださいという案内よりは、それがどういう設定なのかを解説したほうが良いような気はします。

設定でもURLの中でドメイン無しのパスを指定するように書かれている場所も、そのビューでドメインを表示する設定としている場合にはパスを指定しただけだと全く動かないものなども出てきます。本書を読んで一度設定をしてみて、実際に取得出来ない、または動かなかったらもう一度Googleで検索をするという流れになるのかもしれません。

Google Analyticsも様々なGoogleサービスと連携するようになり、それも踏まえると広告の説明も必要だし、データポータルの話も必要だし、オプティマイズの説明も必要だし、ファネルの説明も必要だし…と内容が多岐に渡っております。どれも必要なものではあるのですが、もしかしたら コマースサイトでの分析方法 のように業種やウェブサイトの特性別の専門書を作っていき、内容がオーバーラップしながらも内容に緩急をつけるのと、その業種に特化した分析の具体例を提示していったほうが良いのかもしれませんね。

とはいえ本書を読んでいると、Google Analyticsの機能をフル活用しようと思うとコマースサイトではなくてもコマース設定を検討してみたほうがいいかなぁとか色々と感じるところがありました。

内容は簡易ではありますがGA4F(Google Analytics for Firebase)について書籍で触れられた最初の本かもしれません。

私は未だにGoogle Analyticsをベーシックな使い方しかしていないのですが、それでもGoogle Tag Manager側は今までの経験を踏まえて結構作り込んでいる気がします。次はGoogle Tag Managerに関する最新本でないかなぁと思いますね。

(追記)パラパラめくっていたからかもしれませんが、有料版の360にしか存在しない機能と無料版でもある機能との差がイマイチ分かりづらく、後で自分で試してみようと思ってメニューを探しても無かったときは あっ と思いました

[読了]0秒で動け 「わかってはいるけど動けない」人のための

「1分で話せ」の方はまだ読んでいませんが、どちらかというと自分の行動力側に悩む事が多いので本書「0秒で動け 「わかってはいるけど動けない」人のための」を手に取りました。

私も自分の考えに対して根拠が曖昧だったり、データを出してみてから考えようと思って意見を言うこと自体躊躇することがありますし、自分で決めた事でもなかなか足が進まない事があります。本書で書かれている事は他のビジネス書でも書かれている事が多い気もしますが、それをちゃんと行動している人はそれほど多くないのではないかと思います。そのとりあえず直ぐに行動するための考え方が詰まった本ではありますが、ひとまず仮設を立てて頭出しの結論を出す事。このプロセス部分が自分の中では弱そうな気がしました。

方向性の修正は一旦動き出してからやればよくて、この「ひとまず」やってみる部分に対しる勇気が自分の中で持てていない。これはいつまで立っても治らない癖なんですよね。

「思い立ったらすぐ行動」 -> 「行動したら振り返って気づきを得る」というサイクルを意識したいところです。

[読了]AIが変えるお金の未来 (文春新書)

少しだけ古い本になりますが「AIが変えるお金の未来」を読みました。国内、海外における2018年現在での事例や導入効果を端的にまとめている本で、フィンテックと言われる世界を俯瞰して見ることができるような本です。

PayPayはじめ現在はキャッシュレス化の動きも活発になりました。本書で語られている以上に現金に対する重要度は薄まってきていると感じますが、一方で広く人気が出た仮想通貨分野については今現在、本書で書かれているところからあまり進んでいないのかもしれません。すなわち通貨としての役割というよりは改ざん不可の部分をいかしたビジネス転用など、海外含め事例は出てきているものの話題になり爆発的に普及しているというサービスは、ここ日本において少なくともないかなと思います。

また銀行などの金融事業にはLINEはじめ他業種が多く参入したりとかなり変化の大きな市場となりつつあり個人的には目が離せない業種になっているのかなと思っていたりします。

全くどうでもよい話、個人的に気になっているのは三井住友カードとGMOインターネットグループが一緒に作っている「stera」が開始された場合、クレジットカードの店舗側が支払う手数料が劇的に安くなると同時に、決済マフィアと呼ばれる日本カードネットなどの中貫業者が減少する未来と、それと同時に店舗がクレジットをより導入しやすくなることによるキャッシュレス化の促進とクレジットカード決済だと付与ポイントを少なくしていた企業などはよりポイントマーケティングが行いやすくなるなどのメリットが出てきたときに産業がどう変化していくのかという点でしょうか。

他にも異業種が金融機関、例えば銀行や証券などに参入してきているけれども、結局外部から見ている限り基幹システムにはIBM、富士通、日本ユニシス、NRI、ISID、大和総研などの大手ベンダーのシステムが導入されているのだろうなと思っているのでLINEの銀行や証券などについては少なくとも自前でより改善された基幹システムを構築するということは出来ないのだろうか?という点も気になっていたりします。全銀ネットワークはやっと24時間送金が出来るようになったような気がしますが、そういう何か銀行間の合意形成や各会社のシステム開発状況に引っ張られた遅いサービス改善フローに異業種、特にインターネット企業については巻き込まれてほしくはないというのが本音です。

自分たちのミッションを踏まえたOKRに基づき金融機関としてのシステムも含めた顧客サービスも早いサイクルで改善してほしいと思うところ。

あと法律絡みや深い金融の知識がないのですが、例えばLINEが社債を発行した場合、その格付けが例えばBBB+ぐらいだとすると年利0.5%とかそんな利率の社債が発行できるような気がするのですが、それをLINEの銀行が引き受けるとします。一方でユーザがLINE PayとLINEの銀行が紐付けていた場合、LINE Payにあずけているお金はその社債と連動してユエバオの如く運用が出来るといったスキームは出来たりするのでしょうか。色々投資家保護だったり元本保証だったり銀行自体のリスクの引受など課題は沢山あるとは思いますが、直接お金ではなくLINEポイントを媒介としたサービスというのも考えられるような気もしますが、仮にLINEポイントだとしてそのLINE Payは1ポイント1円として現金としてリアルタイムに決済が出来る、かつ預けてあるポイントは社債の年率0.5%にややリスクを考え0.1%で運用されているとなった場合、銀行にお金を預けておくよりも良い商品となったりします。

こういう金融に関しては法律の問題も免許の問題も色々絡みすぎていて、いつも辛く悲しい道しか残されていないという経験しかないのですが、何か新しい金融システムと金融サービスの構築が出来たら面白いですね。

[読了]情報吸収力を高めるキーワード読書術

読書術本です。カエサルの「見たいと欲する現実しか見ていない」ではありませんが、一言で言えば事前に見たい、知りたいと思うものしか人は見ないので読書前に「キーワード」をピックアップしておき、その「キーワード」をサーチするような形で本を読み進めるべしという事です。

本書「情報吸収力を高めるキーワード読書術」の中でビジネス本であれば Do に注目して読むべしという内容が途中書かれていますが、確かに本全体をくまなく読もうと重点を決めることなく読んでいる事も多いので、この視点は取り入れようと思いました。キーワードを選んで読み進めていても著者が否定的な立場である場合もあり、読む中で柔軟にキーワードを変える必要が出てくることもありますが、その点のフォローもされております。

一番最後の章は読書記録の話で、かつInstagramに投稿する事や投稿する日付、内容などの話だったので、このあたりは読まずに割愛しました。

[読了]OKR(オーケーアール)

OKRを解説している本は主にGoogleが行っているIntelからの流れのものが多いが本書「OKR(オーケーアール)」はObjectiveとKey Resultを立てるという部分に関しては共通しているものの、更に週ごとのタスクについて優先度を付けてリストアップしたり、次の4週間で発生する主なタスクを書き出したり、プロジェクトチーム自体の健全性などの指標が追加されており、特にベンチャー企業のような規模の会社向きのOKRになっている。もちろん大企業でも活用出来る事は間違いない。

また一つだけのObjectiveに絞る事の重要性も解かれているが、一般的なOKRのだと3、4個作ったりすることが多い。このあたりは本書が他書とは違う点ですが、個人的にはこのOKRの方式のほうがタスクを進めやすいなと感じました。少し他のOKR本を読みながら自分で作り始めてみて失敗しそうだなと感じる事も多かったのですが、その理由はKey Resultに計測できる数値として指標を設定しても、じゃあ毎日それを達成するために何が必要かということで、もう一段階ブレイクダウンして 1週間に●●をやる のような目標を別に立て、それを毎週チェックしつつOKRのKey Resultに向かっていってるかどうかも適当なタイミングで確認をするという不思議なサイクルを回し始めていました。

本書は前半が架空のベンチャー起業が想定され、そこでぶつかる問題などの事例を通しOKRの重要性が説かれ後半が解説という流れを取っておりますが、具体的な内容としてOKRの立て方はもちろんですが、チームやプロジェクト単位でのミーティングによる見直しや情報の共有、会社の経営層含めてどのようにObjectiveを立てて推進していくか等のポイントが後半多く書かれている点からも、とても良い本ではないかと思います。

まだまだ上手くOKRを回せてはいませんが、一旦本書のようなOKR、今週の優先事項、今後4週間のプロジェクト概要と健康・健全性指標の4つをまとめる手法も試しながら目標に進んでいきたいと思います。

[読了]Measure What Matters(メジャー・ホワット・マターズ) 伝説のベンチャー投資家がGoogleに教えた成功手法 OKR

Measure What Matters(メジャー・ホワット・マターズ) 伝説のベンチャー投資家がGoogleに教えた成功手法 OKR」は昨今メルカリはじめネット企業で広く普及している目標管理手法であるOKRの原著です。以前勤めていた会社でOKRが途中から導入されたものの本書を読んでみて何も理解していなかったんだなということを痛感した訳ですが、OKRという手法がとても今の変化が激しい時代にフィットしているものであることは間違いありません。一方で所謂伝統的な(?)日本企業にOKRというものはどこまで浸透するんだろうかとふと思ったりもしました。

そもそも年功序列というシステム自体には全く合わない事は言うまでもありませんが、最近話題(?)の働かないおじさんがいる会社にとっても辛い評価システムとなるでしょう。そういう意味では個人的には率先して導入、推進してもらいたいところ。

現職ではOKRが導入されていなかったため一人で目標設定時にOKRを意識しつつ組み立てたりしていたのですが、一人で立てたOKRにも関わらず19年度後半は形骸化してしまいました。それは自分が立てた目標のうちのいくつかは、組織内での相談で差し替えが発生し計測しにくいもの、例えば 〜について検討する などに差し替わった事が原因かなと思っていた訳ですが、それも一要因としてある気もしつつ自分の中で計測可能なKey Resultを立てられず、また定期的なチェックや見直しが出来なかった事にあるのだろうと思いました。

20年上期の目標設定はコロナの影響もあり立てられていませんが、Private側の4月という短期的なOKRは立てたので長期のものを立てることとBHAG(Big Hairy Audacious Goals)のような野心的なムーンショットとなる目標の作成を作りつつ、週次・月次で見ながら自分のワクワクする方向性へすり合わせていきたいと思いました。会社側も組織のGoalが決まり次第自分の役割とやってみたい事、計測可能なKey Resultをたてつつ失敗を恐れずに進められる環境を自分で作っていきたいですね。

Measure What Matters(メジャー・ホワット・マターズ) 伝説のベンチャー投資家がGoogleに教えた成功手法 OKR」では数多くのOKRの事例やGoogle内でどのような手引きでOKRの設定を推奨されているのかなど参考資料も沢山ついています。一つ気になったのは、ある程度フラット化されている組織でもやはり中間管理職はいるはずで、この中間管理職あたりのOKRとしてはどういう組み立てられ方がされているんだろうかという点です。実働の社員のKey Resultは比較的手を動かしたり足を動かしたりとあるので立てやすい気もしますが、中間管理職だと●名採用することとか、そういうものは分かりやすいとして例えばサービスの品質向上みたいなものを数値で評価することとした場合、その数値自体が一般社員のKey Resultとは違うものを設定しなければ管理職としては駄目だと思うわけです。ちょっとこのあたりは自分の頭でよく考え抜かなければならない事かもしれませんね。

[読了]最短最速で目標を達成するOKRマネジメント入門

日本企業でOKRを入れて実践するにはこの本に書かれているものが現実解になるのだろうかと思わされた感じです。本書では要点が書かれている事とウェブのツールが一部紹介されており具体的にどうやって運用すればよいかという点にフォーカスが当たっています。

[読了]速読日本一が教える すごい読書術――短時間で記憶に残る最強メソッド

読書術に関する本。科学より経験を重視していると思われる著者ですが、個人的には他書にも書いてある読んだ後に思い出すという部分と読む回数に対する考え方に関しては得るものがあったなと感じました。

読んで読みっぱなし、あとで「何が書いてあったんだっけ?」とか、人から内容を話されて「そんな事書いてあったっけ?」と思う事がしばしば。そんな事を経験するたびに駄目だなぁと思ったりしますが、読んだ後に書いてあった内容を思い出す事と、それを自分の経験などに応用して書き出してみることは大事ですね。

以前は読みながら何か仕事で使えそうなアイディアを思いついて、それをメモしたりネット上に吐き出したりして、でも結局そんな内容ばかりが記憶に残り本に何が書いてあったかは忘れているということもありましたが、それはそれで良かったのだろうか。。。ちょっと不安ですが、自分の目的としてそれで良ければ問題ないでしょう。

一回読んだ本を再度読むということはなかなかやらないのですが、他書でもその部分に触れているものもあり、多少ポイントを押さえながらでも繰り返し読んで見るべきなのだろうなと思いました。